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どうもみなさんこんにちは〜!
AID(Ameba Innovation Designers)というデザイナー組織に所属している、松本です。「Ameba占い館SATORI」のデザインを担当しています。

今回は、AIDのロゴができるまでにやった5つのことをお話ししたいと思います。

 

AIDってなに?

AIDとは「Ameba Innovation Designers」の略で、Amebaが提供しているサブブランド事業のデザイナーの集まりです。
Amebaサブブランド事業をDESIGNでAID(助成、促進)し、Innovationを起こすことを目的としています。
今までに、メンバー各自で一つテーマを決めて研究&発表をしたり、勉強会やデザインコンペの開催をしてきました。

 

▼Amebaのサブブランド事業

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AIDの活動を広げていく上で、チームの共通認識を持ったり、社内外の認知を向上するために、組織のブランディングを強化する必要がありました。

その一環として、ロゴを作りたい!という話になりました。

AIDメンバーでロゴコンペをし、最終的に私のロゴが選ばれたのですが、私がロゴ完成までにやった5つのことを今回は詳しくお話ししようと思います✧\\ ٩( ‘ω’ )و //✧

 

①ビジョンに基づいてロゴ案を作成

AIDリーダーの武本が定めた下記のビジョンやキーワードに基づいてロゴを作っていきます。

Vision
DESIGNの力で社会に新たな価値を創出する
AID IZM
Enjoy Innovation!共創しながら、革新を楽しもう!
キーワード
革新 共創 助成 個性

私は、こちらの2案をコンペに提出しました。

 

A案

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幾何学図形とグラデーションを組み合わせ、シンプルかつインパクトのあるロゴを目指しました。
カラフルな色で「個性の集まり」と「Enjoy Innovation!」を表現。
グラデーションを入れることでまだ色が定まっていない様子を表し、「創造中」と「みんなでAIDを創り上げていく」という意味を込めました。

 

B案

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個の象徴である「I」をAIDの各文字に入れ込み、「個性が集まって創造する」という意味を込めました。
「I」の部分を太くし、個の力を最大限に引き出し伸ばしていくことを表現しています。

 

 

コンペには29案のロゴデザインが集まったのですが、A案は一番投票数をもらうことができ、5案に絞り込んだ第2回目のコンペに進むことになりました。

 

▼コンペに集まった29案のロゴ

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06_conpe01

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②カラーロゴのコンセプトを強化

第2回目のコンペでは、選ばれた5案に武本からブラッシュアップポイントを伝えられ、よりコンセプトが伝わりやすいデザインになるように各々ブラッシュアップしました。

 

私は武本からカラーロゴについて、「カタチとしての一工夫」「読めるロゴにする」というブラッシュアップポイントを伝えられました。
それを踏まえて、

  • よりたくさんの図形と色を使い、「個性」と「Enjoy Innovation!」を強調
  • それらを組み合わせることで、AIDで「共創」していく様を表現
  • 形を組み合わせる際に、いびつな形、途切れた形にすることで「創造中」を表現
  • グラデーションとシャープな形でスタイリッシュさを出し、「革新」を表現

というブラッシュアップを行い、よりコンセプトが強調されるよう工夫しました。

 

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③単色でも成り立たせる

武本からのブラッシュアップポイントでもう一つ、「単色でも成り立つようにする」というものがありました。

多数の色と形の組み合わせをコンセプトにしているロゴなので、単色にした際に色と形が見えなくなってしまうとコンセプトが伝わりません。

どうしたものか…と悩んだ結果、「模様」を入れ込むことで解決することにしました!

 

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図形のつなぎ目に模様を入れることで、各図形の輪郭が見えるようになりました。

また、複数の模様を使い、単色でも「個性」を感じられるようにしています。

 

④ロゴの展開案・世界観まで作る

第2回目のコンペでは、ロゴデザインだけでなくロゴの展開案や世界観作りまでが課題になりました。

私は、このロゴがAIDの象徴であり、AIDメンバーの証になるようにしたかったので、メンバーの名前やプロフィール画像に使える展開案を考えました。

 

アルファベット

このロゴの色と図形の組み合わせは無限大です。AIDには無限の可能性があるという意味も込めて、図形の組み合わせを活かしてアルファベットを作りました。

メンバーの名前に使用するとぐっと革新的な名前になります!

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また、アルファベット化する際に使う図形の種類を決め、どんな組み合わせにしてもロゴのイメージから逸脱しないようにしています。

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後々ロゴとアルファベットをステッカーにして、PCに好きな文字を貼ったりしたいな〜と思いながら作りました。

 

プロフィール画像

ロゴに使用している図形を散りばめて、プロフィール画像の枠を作りました。

メンバーのプロフィール画像が統一されチーム感が出ますし、チーム外の人からも「あ!AIDの人だ!」と認知されやすくなることを狙っています。

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ロゴの世界観

また、AIDのブランドイメージ画像とロゴを使ったステーショナリーデザインも作り、実際にどういう世界観でこのロゴが使われていくのかイメージしやすくしました。

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⑤最後のブラッシュアップ

第2回目のコンペの結果、私のロゴが選ばれることになりました\( ‘ω’ )/ヤッタゼ

しかし、これで終わりではありません。ここからさらにブラッシュアップして完成度を高めていきます!

 

単色ロゴの模様を変更

複数の模様が入っていると、ロゴとしてはごちゃごちゃして見えるので、斜線だけにしてまとまりを出しました。

 

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カラーロゴのグラデーションと模様の調整

グラデーションをなくしてみたり、単色ロゴと同じように模様を入れてみたり、色面を増やしてみたり、色々なパターンを試してみました。
AIDのイメージに合った「革新」や「先進」を感じられるかどうかで判断し、元々のグラデーションのままでいくことになりました。

 

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カラーロゴの色彩調整

色彩はなかなか決まらず、16パターン作りました!
キーワードである「革新」を感じられ、ロゴを展開した時にも世界観として映える色を意識して調整しました。
調整前は「Enjoy」感が強い明るく女性的な色味でしたが、調整後は「革新」や「大きいことにチャレンジする」というイメージを強めビビッドだけど重みのある色合いになりました。

 

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ロゴ完成〜?

そして、ついに完成したAIDロゴがこちらです。
何度もブラッシュアップを重ねることで、ビジョンやミッションを体現する革新的なロゴができました!

 

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今回のロゴの制作目的は、「チームの意思統一」と「認知向上」です。

ロゴができたことで、AIDのブランドイメージが明確になり、チームの方向性が定まった気がします。
認知向上に関しては、ロゴ完成後、さっそく事業部全体のデザイナーにお披露目して社内認知の向上を図りました。
これからこのロゴを様々な場面で展開して、ブランドを浸透させていく予定です。

 

ひとつのロゴが組織の象徴になり、チームの意思統一や目指すべき方向の道しるべになるということを実感できた、良い体験でした!