今夏、早稲田塾と株式会社技術評論社が現役高校生向けに全6日間で開催した短期講座「未来発見プログラム スーパーAIプログラム2019 」にて、AI Labのメンバーが講師を務め、機械学習やディープラーニングによって実現できること、実際に私たちの生活にどんな変化をもたらしているのか、これからの未来がどう変化するのか、現役高校生とディスカッションをしてきました。
本プログラムは「IT / Webの世界で活躍する人材の育成」を目的に、2014年度から早稲田塾が主催しており、2019年度は「AI時代に向けて、何ができるのか?」というテーマで開催されました。
コンピュータビジョン、機械学習を用いたWebメディアの分析研究に従事し、 現在はデジタル広告のクリエイティブ生成について研究を進めているAI Labの山口は「デジタル広告とAI」をテーマに授業を行いました。
デジタル広告の仕組みや、広告配信の入札オークションでどのように機械学習が活用されているか、人間とAIそれぞれの得意不得意などについてお話したあと、下記の問いについて生徒とディスカッションを行いました。
対面における人間のコミュニケーションをテクノロジーを使って拡張させることを目的として、Human Computer Interaction(HCI)の研究を行っている、AI Labの岩本は「ロボットと小売の未来」というタイトルで授業を行い、国内外のロボットの活用事例を紹介し、機械学習やディープラーニングによってどんな世界が実現できるのか、研究者が技術を用いて目指したい世界はどのようなものなのか?など、多岐にわたってお話いたしました。
最終日はそれまでの講義やグループワーク、フィールドワークを受けての、最終プレゼンテーション大会が開催され、取締役(技術開発管轄)の長瀬が審査員として参加しました。
プレゼンテーション大会のテーマは、「2023年の日本と日本の課題をAIで解決する」というもの。「観光とAI」「高齢化と健康」「満員電車解消」「買い物弱者解消」「生活習慣改善」など、各々のチームが興味を持つテーマに沿って発表が行われ、高校生ならではのアイデアや視点を知ることができました。
受講生にとって、今回のプログラムが進学やキャリアを考えたり、次のステップに繋がるきっかけになれば嬉しいです。サイバーエージェントは今後も「IT人材の育成」に積極的に貢献してまいります。