こんにちは!ゲーム事業部2年目デザイナーのうるしーです。

先日、ゲーム事業部配属の新卒エンジニア・デザイナー合同研修「モックアイアンリーグ」を実施しました。

この研修は、私たち2年目のエンジニアとデザイナー6名で企画から運営までを行い、オンライン開催にも関わらず、とても高い満足度を得ることができました。

本記事ではこの研修について、運営目線でお伝えしようと思います。

モックアイアンリーグとは、新卒のエンジニアとデザイナーがチームを組み、企画から実装まで2週間でゲームを開発する研修です。

 

経験を活かした設計

この研修の目標は、新卒がチームでの仕事の仕方を学ぶことです。

2年目の私たちが実際に1年間働いた経験をベースに、どうしたら新卒が少しでもいいスタートダッシュを切って、充実した一年間になるかを徹底的に考えました。

その結果、配属されたらスキルは自然と身につくため、配属前のこのタイミングでは「チーム開発を通して、コミュニケーションの仕方を学べると、配属後にいいスタートダッシュが切れる」と考え、この目標に決めました。

研修の企画段階では開催期間のみが伝えられ、あとの研修の中身の設計は私たち2年目運営メンバーに自由に任せてもらいました。この仕組みが、若手の裁量が大きいサイバーエージェントの文化を最大限発揮し、新卒からの満足度も高い研修になったのだと思います。

 

目標達成のために導入したコンテンツ

運営が若手だからこそ、新卒のリアルな気持ちが想像しやすかったり、新卒とコミュニケーションが取りやすいという強みがあります。

私たちが1年前に研修を受けて一番良かったことは、他職種同期やメンターを含む先輩社員との繋がりができたことでした。オンライン開催でもその良い部分を受け継ぐために、下記のようにコミュニケーション軸に寄せたをコンテンツを行いました。

オンライン朝会

オンラインだとなかなか気軽に話しかけたり、作業風景を覗く機会がありません。新卒たちはお互い初対面のため尚更です。

それを解決するため、毎日のオンライン朝会で新卒のパーソナリティやチームごとの進捗を見える化するため、1分で自分の好きなものについてプレゼンをしたり、各チームの進捗を報告する時間を設けました。

そうすることでチームの垣根を超えた新卒同士のコミュニケーションが活発になったり、チーム間でライバル意識がより芽生えたと思います。

メンター制度

研修期間中、誰よりも近くで新卒を見てくれているのはメンターです。

メンターが毎日振り返りや丁寧なアドバイスをし、新卒が聞きづらい環境をなくしたことで、新卒のオンライン開催の不安がより拭われたと思います。

どのチームも新卒とメンターの仲がとてもよく、配属後もいい関係が続いています。

slackを使用した社員全員からの応援の場

関係者200名弱をメンバーとした、研修の様子を実況する専用部屋をslackで作りました。研修の様子をたくさんの人に見てもらい、より新卒のことを知ってもらうためです。

自己紹介や発表の様子を投稿したり、新卒が作ったゲームをその部屋でアピールする機会を設けたりして、沢山の社員に新卒が作ったゲームで遊んでもらいました。

そうして社員投票で最優秀賞を決めたり、新卒に対して沢山あたたかいコメントを送ることで、新卒のモチベーション向上につなげることができました。

 

クオリティ高いゲームが完成し、満足度が高い研修に

驚いたのは、新卒たちがオンライン開催ならではの気づきや発見から沢山学びを得て、全員が研修に前向きに向き合い続けたことです。

そして最終日にはどのチームもクオリティの高いゲームが完成しました!

投票数が一番多かった最優秀賞チーム

↑それぞれテク賞・デザ賞を受賞したチーム

 

この研修が成功したのは、メンターの新卒を想う熱い気持ちと、新卒たちの柔軟な対応力や素直さ、社員全員の新卒を応援する「チームSGE(※サイバーエージェントゲーム・エンタメ部門の総称)」としての結束力があったからだと思います。

私たち自身、SGEの一社員として新卒の研修に関わることができ、とても学びが多く、新卒たちの力強さに気が引き締まった2週間でした。

サイバーエージェントは採用の軸の一つに「素直でいいやつ」というものがあります。そんな新卒やメンターだったからこそ、オンライン開催でも満足度が高く、例年以上に盛り上がった研修になったのではないでしょうか。

毎年ゲーム事業部でおこなわれる「モックアイアンリーグ」。今年はこのメンバーで運営ができたからこそ、学びが多い研修でした。

来年はこの中から誰がこの研修をついでくれるのか、とても楽しみです!