3/24(木)にサイバーエージェントのエンジニア・クリエイターによる技術カンファレンス「CyberAgent Developer Conference 2022」を開催し、 AI、インフラ、バックエンド、ネイティブ、フロント、セキュリティ、クリエイティブ、3DCGなど様々な技術領域における知見や事例を紹介します。

この記事では、「クリエイティブの力をプロダクトの競争力とし、新たな価値を創出する」を実現するために、日々さまざまな挑戦を続ける、クリエイター陣によるセッションの見どころについてご紹介します。

ABEMAにおけるサービスブランディングと、新しい価値を創造するためのクリエイティブについて

クリエイティブ領域の執行役員を務める佐藤です。

「ABEMA」のクリエイティブ監修も担当しています。昨年の夏、新しい未来のテレビ「ABEMA」は大幅なプロダクトリニューアルを行いました。開局当初はテレビをメインとしたUIからスタートしましたが、テレビとオンデマンドが一体型のUIにアップデートすることで、見たい番組にアクセスしやすくなることを目指しています。

▼主なアップデート内容

このプロダクトリニューアルに合わせ、クリエイティブチームでは「ABEMA」ブランドの再定義を行いました。メディアサービスにとって「ブランド」とは、その規模やポジションに応じて、競争を有利に進め、効率的に利益を生むために必要な、いわば競争戦略のためのツールです。個々の体験がどんなに魅力的でも、そこに一貫性がなければブランドとして記憶されることは難しく、「ABEMA」というサービスを構成するその全てに一貫性がなければブランドとしての魅力、価値を最大限ユーザーに届けることができません。

本セッションでは、「テレビの再発明」を基軸とした「ABEMA」が目指す方向性をブランドとして体型立てる重要性と、ブランドガイドラインの中でも非常に重要な項目である、ブランドコンセプトの「Change → New Standard」について、コンテンツ(番組)をブランディングしていく実例と共に、ABEMAクリエイティブチームの遠藤からもご紹介させていただきます。

(スライドの一部を先行公開)

 

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URL:https://cadc.cyberagent.co.jp/2022/program/abema-service-branding-and-creativity/

 

事業とカルチャーを進化させる、Amebaのブランド戦略とデザインシステム

Amebaおよびその周辺事業のブランド戦略、デザイン戦略に従事している武本です。

「Ameba」は、ブログを中心としたメディアプラットフォームで、生誕17周年を迎えます。歴史の長さゆえ、その時々に必要だった機能や技術、デザインが時を経て古くなり、アップデートされないまま残って「負債」と呼ばれるものになっていました。

「Ameba」は「100年愛されるメディアを創る」をビジョンに掲げています。そのためには時代に合わせたアップデートが必要になるということで、約3年前にブランドをアップデートするプロジェクトをスタートさせました。

そこで「Ameba」では「Amebaらしさ」とは何か?という問いを立て、ブランドを再定義し、それを体現するためのデザインシステム「Spindle」を構築しました。本セッションでは「Ameba」という大きく長い歴史を持つサービスで、どのようなプロセスでブランドを再定義、デザインシステム構築までに至ったのかを今日のデザインの役割と共にご紹介します。

▼Amebaデザインシステム「Spindle」は下記にて公開しています。
https://spindle.ameba.design/

(スライドの一部を先行公開)

 

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AIでクリエイターを拡張させる、AIクリエイティブ最前線

AI事業本部 AIクリエイティブDivを統括している毛利です。

日常のさまざまなシーンでの活用が増えているAI(人工知能)。インターネット広告の制作現場においても、AIを使った制作が浸透しています。

サイバーエージェントでは2016年に「AI Lab」を設立し、マーケティング全般に関わる幅広いAI技術の研究開発を進め、2019年には「AI事業本部」を設立しました。オンライン広告市場の拡大に伴い、バナー画像や動画などの広告クリエイティブが短命化し、効果継続のための制作コストの増大が課題として挙げられるなか、AIによる新しい広告表現やクリエイティブ制作支援、効果予測をはじめとする新規事業の開発が進んでいます。

本セッションでは、 広告クリエイティブ領域において、当社がどのようにAIを活用しているのか、最新事例と共にその内容をご紹介します。

▼「AI Lab」について
https://cyberagent.ai/ailab/

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URL:https://cadc.cyberagent.co.jp/2022/program/ai-creative-frontline/

 

IDOLY PRIDE 3D制作の取り組み

スマホ向けアイドル・マネジメントRPG「IDOLY PRIDE」のテクニカルアーティストを務める見原です。

2021年にサイバーエージェントゲーム子会社QualiArtsがリリースした本タイトルでは、3Dデザイナーとテクニカルアーティストが連携して制作を行っています。本講演では、制作体制とフローを通してQualiArtsにおけるテクニカルアーティストの役割を紹介します。

また、モデルとモーションの各セクションにおける画作りや演技のコンセプト、それを実現するための工夫やこだわりについてもご紹介します。

(スライドの一部を先行公開)

 

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URL:https://cadc.cyberagent.co.jp/2022/program/idoly-pride-3d/

 

アートからIPを作るフリーランスイラストレーター7名のスタジオ「SSS by applibot」

サイバーエージェントゲーム子会社である、株式会社アプリボット執行役員の高木です。

入社当時からクリエイティブスタジオの「SSS by applibot」の立ち上げ、「NieR Re[in]carnation」クリエイティブ・プロデューサーを務めています。

ゲーム制作における新規IP創出は、日を追う事に難易度があがっています。その背景には、高いクオリティとコンテンツ量を担保するための莫大なコストだけでなく、実現しうるクリエイターの確保が難しいことがあげられます。

そんな太い開発と並走して、もっと短期間で幅広く小気味よくIPの種を作り続ける事ができないかという発想から立ち上がったのが、クリエイティブスタジオ「SSS by applibot」です。在籍するのは7名のフリーランスのイラストレーター。ゲーム・アニメ・書籍の業界で活動してきた知見を持ち寄って、アートを起点にキャラクターデザインやコンセプトアートなどのデザインを手掛けるなど、様々な活動を行っています。

IP作りは非常に難しく、それを狙うスタジオ運営も難しい。しかし確実に血肉になってきていると感じています。IP創出を目指す全ての人へ、我々のやり方で得た経験、結果、これからについてご紹介させていただきます。

▼クリエイティブスタジオ「SSS by applibot(トリプルエス バイ アプリボット)」

https://sss.applibot.co.jp/

 

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■CyberAgent Developer Conference 2022について

日時:3月24日(木)
会場:YouTubeLiveで配信
公式サイト:https://cadc.cyberagent.co.jp/2022/
SNS:https://twitter.com/ca_developers