はじめまして。
生放送配信プラットフォーム FRESH!でiOSエンジニアをやっている青山と申します。
2016年12月1日にiOSエンジニアによるiOSエンジニアのための勉強会、CA.swiftの記念すべき第一回目を開催しました!
今回は私も登壇者として参加させて頂きましたので、そのレポートをさせて頂きます。
CA.swiftとは
CA.swiftは、CyberAgentのAbemaTVやAmeba、AWAなどを担当するiOSエンジニアからiOS(厳密にはAppleTVなども含む)の開発知見を発表し、エンジニア同士のコミュニケーションの場を提供するイベントです。
今回は第一回目にも関わらず、定員100名をオーバーする応募を頂きました!
発表の紹介
早速当日の発表を簡単に紹介していきます。
これから始める Protocol Buffers 運用
伊藤 恭平
一人目は株式会社AbemaTV iOSエンジニアの伊藤 恭平さん(@KyoheiG3)です。
AbemaTVでProtocol Bufferを採用した経緯から利用方法など、実際に運用している知見です。
iOSのFrameworkレベルで簡易的に利用できるJSONをやめてまで採用した利点や、デメリットの解決方法など、今後採用したい気持ちのある方には非常に価値のある発表でした。
弊社では、AbemaTVの他にAWAなど大規模サービスでもProtocol Bufferが採用されています。
Build時間改善
小梛 直人
二人目はAWA株式会社 新卒iOSエンジニアの小梛 直人さんです。
バージョン3になっても、未だかなりビルド時間を要するSwiftを使ったプロジェクトを改善するための内容です。
知っているけど大して変わらないと思ってやってない方も多いのではないでしょうか。
AWAでも実際に改善を行い、クリーンビルドで7〜10分程かかっていた状態から、2〜3分程度に改善されたそうです!
Reactive thinking in swift
青山 遼
次は私、株式会社CyberAgent FRESH! iOSエンジニアの青山です。
Functional Reactive Programmingについての基本概念的なところを発表しました。
FRPを採用することによって、プロジェクトの設計上どのような影響・利点があるのか、気をつけるべき概念(Hot/Cold)についての内容です。
興味があるものの導入に尻込みしている方に有意義な内容になれば幸いです。
僕たちとSwift 3の30日戦争
木藤 紘介
4人目は株式会社CyberAgent Ameba iOSエンジニアの木藤 紘介さんです。
こちらはスライドのアップロード無しとのことだったのですが、こちらに同じ内容のブログ記事がありますので、ぜひご覧ください。
AmebaアプリでのSwift3対応についての発表でした。
Swift3で大幅な言語仕様変更があったため、ほとんどのプロジェクトで対応を余儀なくされたのですが、Amebaアプリは弊社でも特に歴史の長いアプリなのでかなり大変だったようです…
余談ですが、真面目な発表が多かった今回のイベントで唯一笑いを取った発表でした。
AbemaTV on AppleTV
波戸 勇二
最後は株式会社AbemaTV iOSエンジニアの波戸 勇二(@dekatotoro)さんです。
先日AbemaTVがAppleTVに対応しました!
その対応を行った波戸さんから、AppleTV自体や仕様についての紹介とAbemaTVでの開発話です。
難しいAppleTVでのUI作成で、AbemaTVの独特なUIを再現した話はとても参考になります!
狙いか否か、会場からはAppleTVが欲しくなってきたとの声が聞こえてきました(私も)。
最後に
今回は初回にも関わらず、業務でiOSをやっている方や、最近iOSを始めた方、学生の方まで沢山のエンジニアの皆様に足を運んで頂きました。
CyberAgentグループでは複数の大規模サービスを提供しており、社内に様々な知見や新しい技術の採用ノウハウがありますので、今後も今回のような勉強会を通して発信して行ければと思います。
また、弊社ではiOS以外にも様々な分野で勉強会やMeetupを開催しております。
詳細や募集方法につきましてはこちらを随時更新しておりますので、是非ご覧ください。