初めまして!AmebaでAndroid/iOS開発している劉と申します
try! SwiftというiOS Swift言語のカンファレンスがニューヨークで開催され、世界から約100人以上のiOSエンジニアが参加しました。今回はその様子と感想をお届けします。
What’s try! Swift
try! Swiftはプログラミング言語Swiftに関するコニュニティ主催のカンファレンスであり、世界中のSwiftデベロッパーが一堂に会し、Swfitに関する知見を共有するイベントです。
第一回目は東京(弊社)で開催され、それが世界に広がり、今回ニューヨークで開かれることになりました。今後も世界中で行われる予定です。
What’s New in try! Swift NYC
まず参加して驚いたのは東京の第一回目と違い、女性エンジニアが多いことでした。参加者だけではなくて、スピーカーも女性が大半でした。
カンファレンスは真面目な内容じゃなく、Keynoteの間でプロのMagic Showも行われていました。技術以外にも楽しめました。
技術だけじゃなく、技術者としてのマインドのあり方や、プロダクトを作る上でいかにユーザーの理解が重要かなどのKeynoteもありました。
Keynote
今回のカンファレンスは様々なテーマについて、話されていました。例えば
- Swift and the Legacy of Functional Programming
SwiftはFunctional Prrogramming Languageとして、そのメリットを最大化の開発方法が紹介されました。Functional Programmingの初心者に良い参考になります。 - Incremental Swift
海外ECアプリ”Etsy”、ObjectiveCからSwiftマイグレーションの経験を紹介され、効率的にSwift移行の方法がまとめられました。 - Mastering TextKit
TextKit & NSAttributedStringを使い、テキストスタイル自由にできる方法いくつ紹介されました。 - Swift Eye for the Stringly Typed API
Swiftは “Stringly typed APIs” 依存していますが、避ける方法がまとめられました。 - Building a User-Centric Security Model in iOS Applications
User-centric Security Modelを使い、もっと安全なアプリ開発方法が紹介されました。 - Result Oriented Development
Enumを使って、Result Oriented開発で、良いストラクチャーを構築できる方法がまとめられました。 - Extending Xcode 8
Xcode8にて、extensionsを使ってソースエディターをカストマイズ方法を紹介されました。 - I create iOS apps – is RxSwift for me?
RxSwiftについて、導入方法と良い使い場面がまとめられました。 - Refactoring at Scale – Lessons Learned Rewriting Instagram’s Feed
Instagramのフィード最適化方法紹介されました。IGListKitというライブラリでフィード・タイムライン系UI簡単に作れます。 - Pushing the Envelope with iOS 10 Notifications
iOS 10 Notificationsを紹介され、リーチなPush実装方法まとめられました。 - Designs for the Human Mind
ユーザー心理の分析をして、それをどのようにアプリデザインに活用するかの方法が紹介されました。
Pickup
InstagramのエンジニアのKeynoteの中でフィード・タイムライン系UIを簡単に作れるライブラリ(Data-driven UICollectionView)を解説していました。私も以前VILECTやGirlsPicというiOSアプリも担当した中で、フィード・タイムライン系UIの開発で特に苦労していたので、カンファレンスの中で一番興味を持ちました。
Impressions
今回try! Swift NYCに参加し、現地のエンジニアと交流して感じたのは皆が常にグローバルで流行るアプリを目指していました。
弊社CyberAgentはtry! Swiftの第一回目を弊社で開催したため現地のエンジニアにも知られていましたが、弊社のアプリを知っている人があまりいませんでした。しかし、弊社の開発しているアプリを見せたところ、反応がよく、技術力では全然負けていないなと思いました。
その経験から世界中で使ってもらえるようなアプリを今後開発していきたいと強く思いました。
Notice
2017年3月、try! Swiftはまた東京で開催されるので、興味があった方ぜひ参加してください!