2022年12月2日、サイバーエージェントのAI事業本部AICG部門にて、
初めての社内カンファレンス「AICG SUMMIT 2022」を開催しました。
本記事では、開催に至った経緯や当日の発表テーマの内容を公開します。
そして、当日の進行を担当したメンバーによるエンジニア・アーティスト目線で興味深かった発表テーマもお届けします。
AI事業本部のAICG部門では、どんなことをやっているのか・どんな雰囲気なのか等がわかる内容になりますので、ぜひご覧ください!
■開催経緯
本イベントの発起人である山塚 博翔さんに開催経緯について聞いてみました。
ーなぜAICG SUMMITを開催しようと思ったのですか?
山塚:「隣接する各事業の技術を知る機会の創出」と「AICG内の横の繋がりの強化」をしたいと思い、AICG SUMMITを開催しました。
AICG部門は、バーチャル撮影やデジタルツインレーベル、FutureEvent/Liveなど様々な事業によって成り立っています。
ここ数年で人数が増え、組織全体が同じ方向を向くことの難しさや、部門内の横のつながりが作れていないというような組織の課題を感じていました。
私たちのように様々な事業があって、各分野のプロフェッショナルがいる会社はないと思うので、お互いの知見を共有し、横のつながりを作ることができたら、新しい挑戦やシナジーを生むことができるのではないかと考えています。
ー開催にあたり工夫した点はありますか?
山塚:当日の発表内容は、現場の若手を中心とした運営メンバーでアイデアを出して決めました。普段から一緒に働くメンバーが選出したことで、こういうことが聞きたいという具体的なテーマで発表をしてもらえたと思います。
また、エンジニアやアーティストだけではなく、ビジネスメンバーにも発表してもらい、AICG部門は色々な職種のメンバーによって成り立っていることがわかってよかったと思います。
ー当日は3つのステージで全16講演で盛りだくさんでしたね!
山塚:複数ステージあることで、自分でどの発表を聞くか選ぶことになるので、そこに主体性が生まれたかなと考えています。1つしかないと、受動的になってしまうので。
ただ、複数聞きたい発表があった場合、アーカイブは録画しているものの、全てをリアルタイムで聞けず質疑応答できないというのが残念という声もあったので、次回はもう少し工夫が必要かなとも思います。
ー参加後アンケートで「隣のチームが何をやっているのかを知れた」という声も多数ありました。
特に最近入社された方にとっては、事業部全体に興味を持ち、知るきっかけになったと思います。
また、その後も業務ミーティングで、他のチームとコラボレーションの話題が出ることがあり、他のチームと話すために、発表資料やアーカイブ動画を見て復習したという方もいました。
新しい議論ができるよい機会になったと感じました。
■当日の発表テーマ公開
当日は全16テーマの発表がありました。
▼タイムテーブル
当日は、3つのステージに分かれて発表を行い、
参加者は自分が聞きたい発表のステージに自由に移動できるようになっていました。
会場は、エンジニアの田中 悠己さんがメイン担当として会場を作ってくださいました。
▼Gather会場(ラウンジ)の様子
各ステージの進行は、
Aステージ:久家 隆宏さん(エンジニア)
Bステージ:立花 悠さん(テクニカルアーティスト)
Cステージ:後藤 貴広さん(CGアーティスト)
サポート役:田森 敦さん(CGディレクター)
にお願いし、座長として各ステージを仕切っていただきました!
各ステージの発表を聞き、質疑応答やディスカッションにも積極的に参加してくださった座長の皆さんに当日の発表について聞いてみました!
■座長
▼座長のみなさん
ー座長のみなさん、当日は進行ありがとうございました!
各ステージで全ての発表を聞かれたと思いますが、
特に印象に残っている発表テーマを教えてください!
久家:Aステージの発表の中では、特に「リグトランスファー」「人間のフェイシャルアニメーションについて」という発表が面白かったです。普段、エンジニアが意識していない部分でしたし、心理的な部分など細部まで突き詰めることでクオリティが上がるというのは奥が深いと思いました。
▼資料の一部
立花:たしかに、そんなところまでみんな頑張っているのか!とびっくりしました。
Bステージは「極撮影でLEDスタジオを使い倒した2年間を振り返る」という発表が印象的でした。これまでLEDスタジオをどんな風に使い倒し、これからどうしていきたいかを過去から未来にわたって聞けたのが面白かったです。
▼資料の一部
久家:LED撮影をやっているところ自体が少ないですもんね。エンジニア目線でも非常に興味深かったです。
後藤:私は、2022年7月に入社したばかりだったので、誰がどんなことをやっているのか幅広く知ることができました。特にビジネスメンバーが普段どのように営業活動をしているのかや、極予測AIについて詳しく聞くのが初めてだったので新鮮でした。
▼資料の一部
田森:私も後藤さんと一緒にCステージで発表を聞いていましたが、ビジネス目線の話は面白かったです。案件が入ってくる前の話はなかなか聞けないので。他のステージでもビジネス関連のテーマでの発表があったらよかったなと思いました。
久家:確かにそうですね。
あとは、これ1回で終わらせず、今後もこういう機会は作っていきたいなと思います。
お互いが自分の業務について発表しあい、みんなで認めて褒めあう雰囲気になったと感じました。こうした組織の横のつながりを作ることは、組織全体としての完成度が高くなっていくことにも繋がると思います!
ー次回の開催も楽しみです。皆さんありがとうございました!
■最後に
初めての開催ではありましたが、色々な方のご協力のおかげで
とても素敵なカンファレンスにすることができました。
今後も定期的に実施をしていきたいと考えていますので、
次回もお楽しみに!
また、AICG SUMMITでの発表テーマなどに興味を持ってくださった方がいましたら、
カジュアル面談で詳しくお話しませんか?
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参考
https://developers.cyberagent.co.jp/blog/archives/36200/
https://developers.cyberagent.co.jp/blog/archives/34763/
https://developers.cyberagent.co.jp/blog/archives/34763/
https://developers.cyberagent.co.jp/blog/archives/category/pm/