こんにちは!株式会社タップルでAndroid領域の開発とマネジメントを担当している河野です。
本記事では、「IUクロスプラットフォーム室」というモバイルアプリエンジニアの横軸組織について紹介します。
IUクロスプラットフォーム室とは
「IUクロスプラットフォーム室」は、役員の飯塚が管轄する複数子会社やプロダクトをまたぐ仮想の横軸組織です。「タップル」、「新R25」、「Lulucos」などのアプリ開発を担当しているエンジニアが所属しています。
ビジョンは「チャレンジを楽しみ、事業を成長できる強いモバイルアプリエンジニア集団」です。管轄内アプリを成長させるための取り組みが行われています。
室ができた背景
この組織は、エンジニア同士の切磋琢磨や新たなチャレンジを推奨するために設立されました。
所属事業以外のチャレンジを推奨したり、様々な組織に所属するモバイルアプリエンジニアがお互いに交流し知見共有する中で、モバイルアプリエンジニアが組織としてひとまとまりにより大きな課題を解決したり、事業成長をさらに加速させることを狙いとしています。
これまでの取り組み
IUクロスプラットフォーム室を発足してからこれまでの取り組みについて一部紹介します。
技術共有と懇親
同じモバイルアプリエンジニアとはいえ、関わるプロダクトが違えば普段の業務内容や技術も異なります。Flutterを用いた開発を中心としているメンバーもいれば、iOS、Androidのモバイル技術を用いた開発中心のメンバーもいます。コロナ渦中なかなか対面で交流する機会がなかった中、情勢が落ち着いてきた時期から少しずつ交流する機会をつくりました。
具体的には、それぞれの組織や技術の知見の共有と人となりを知ることを目的に、四半期に1-2回、技術共有を目的としたLTを行い、LT後には任意参加の懇親会を行ってきました。
ソースコードを閲覧可能に
さらに、メンバーは他社のプロダクトのソースコードを自由に閲覧できる環境が整っており、知見共有や相談がしやすい状態になっています。
IUクロスプラットフォーム室のプロダクトには、リリースして10年弱なるプロダクトもあればこれからリリースされる予定で準備している新規プロダクトもあります。そのようなプロダクトのコードやGitHub運用の差分を知るだけでも、技術的な意思決定をする際の参考になると考えています。
流動性
また、注力プロダクトや事業ニーズに応じて、所属事業以外のプロダクトを担当する新しいチャレンジが可能です。具体的には、これまで株式会社CAM所属のメンバーが株式会社タップルの開発を行うといったことも実現しています。
事業目線では開発をより円滑に進めるための選択肢が増え、メンバー目線では、新しい環境や技術を用いたチャレンジを行える状態になっていることを理想としています。
IU Cross-Platform Camp🏕️ – Flutter編
現在進行中のIU Cross-Platform Campでは、個人チーム、複数人チームに分かれて、有志のメンバーで集まり、Flutterを用いて既存サービスの模倣アプリを開発しています。
個々モバイルアプリエンジニア目線では、モバイル技術における専門性の向上を目的とし、事業目線としては、事業成長や成立のためにとれる選択肢の拡大を目的としています。数ヶ月の開発期間を経て、最終的には事業責任者レイヤーに向けて開発したアプリのお披露目会を企画しています。
モバイルアプリ開発の技術発展に伴い、世の中は様々な技術で溢れかえっています。業務に直接関わらない技術にも手を出しやすい状態にすることで、技術者目線においても事業目線においても、取れる選択肢が常に増えている状態を目指しています。
まとめ
「IUクロスプラットフォーム室」は株式会社サイバーエージェント内での新たな挑戦であり、複数の子会社をまたぐモバイルアプリエンジニア集団として、技術者同士が切磋琢磨したり、チャレンジを促進する場として活躍しています。記載したもの以外にも、これまでにKMMの推奨アーキテクチャ策定やアプリドッグフーディングなど、さまざまなプロジェクトが実施されています。
この取り組みはまだまだチャレンジの途中であり、今後も試行錯誤を繰り返しながら、モバイルアプリエンジニアがチャレンジを楽しみ、技術で事業成長に貢献できる環境を目指していきます。
最後に
株式会社サイバーエージェントおよびその子会社では、モバイルアプリエンジニアをはじめとするさまざまな職種の人材を積極的に募集しています。
この記事を読んで少しでも興味を持たれた方は、下記の募集一覧やTwitter DMなどでお気軽にお問い合わせください。あなたの挑戦が、新たなチャレンジを生み出すかもしれません!