はじめに

本記事は、22卒1年目の成長シリーズ 12日目の記事です。

こんにちは、2022年新卒入社 ABEMA開発本部所属のBackendエンジニアの梶村律太(@kajirita2002)です

現在はABEMA開発本部サービスグロースチームにてホームやジャンルの画面のコンテンツを返却するサービスをリアーキテクチャ・リファクタリングを内定者をサポートしつつほぼ1人で設計・実装を行っています。

本記事では、サイバーエージェントで働いてみたいと検討している方やこれから入社する方に向けて、新卒でサイバーエージェント(ABEMA)に入社して1年間でやったことなどを紹介させていただきます。

数少ない文系からの新卒エンジニアでもあるので文系でエンジニアを目指す学生の方にも参考になれば幸いです。

 

1年間まとめ

2022/04 ~ 2022/07: 研修(全社 -> メディア研修)

2022/08 ~ 2022/12: ライブ配信サービスの新規開発

2022/01 ~ 2022/2:  ABC放送の第三者配信サービスの新規開発

2022/02 ~ 現在:  コンテンツ配信基盤の大規模リアーキテクチャ

ライブ配信サービスの新規開発

研修が終わりABEMAの配属になりましたが、怒涛の毎日でした。11月20日のW杯に向けて新規開発が進んでおりそこにジョインしたためライブ配信サービスのメインドメインであるライブイベントという新規概念の理解だけでなくそれに関わる既存の膨大なドメイン知識の獲得を行いながらタスクを行わなければならずかなり新卒にとってはハードな環境だったと思います。さらに自分は文系かつ開発経験が少なかったこともあり基礎知識があまりなかったため課題が山積みでした。このままではついていけるかかなり不安になりましたが、そのためまずは「わからないことをそのままにせず、メモをとって後で調べる」ことを徹底しました。調べてもわからないことはトレーナーにサポートしてもらい理解を深めました。トレーナーの手厚いサポートもあり開発も無事にやり遂げることができましたが周りのメンバーと比べてあまり貢献できなかった悔しさも残るプロジェクトになりました。

1月にMVPとベストルーキー獲得

W杯が無事に大成功に終わったタイミングでABC放送をABEMAで配信したいという案件がありそちらの設計・実装をほぼ1人で担当することになりました。開発スケジュールの工数出しから始まりリリースに向けPMの方やABC放送のステークホルダーの方々と協力し、仕様のすり合わせなどを行いました。前とは違いサポートはあまりなく自分で責任持って進めていくタスクでしたが、無事乗り越えることができ、その月の開発本部のMVPとABEMA全体でのベストルーキー賞をいただくことができました。1年前ではついていけるか不安だったものの賞をいただいたこと、1プロジェクトをほぼ自力でやり切れたことでやっと1人前になれたなと思えるようになり学生時代の開発経験のなさがコンプレックスだった自分に大きな自信がついた経験になりました。

コンテンツ配信基盤のリアーキテクチャ

その後簡単なマイクロサービスを1週間で作り切ったり基礎的なマイクロサービスを適切に作れるようになったタイミングでABEMAの基盤となるコンテンツ配信基盤のリアーキテクチャのタスクを任されました。ABEMAでもトップレベルに負荷がかかっているサービスでここのリファクタによるパフォーマンス向上やリアーキテクチャによる保守性・開発効率の向上・レスポンスの再定義による信頼性の向上などはかなりのインパクトになります。タスクをやって2ヶ月くらい経ちますがアーキテクチャやキャッシュ戦略・可読性と保守性の高いGoの書き方、ミドルウェア・エラーハンドリングに関してかなり実践的な知識が増え、大きな成長実感を感じています。

まとめ

1年経ったわけですが、右も左もわからなかった頃から、今ではJOB生や内定者バイトのトレーナーも任されるようになり個人的にはかなり成長を実感した1年になりました。しかし周りにはもっと成長している同期、引き出しの多さが段違いの上司達が山ほどいます。

そう思える環境やそういった人と働いていることはとても幸せでこのサイバーエージェントという会社を選んでよかったなと心から思っています。