皆さん、こんにちは。
新卒エンジニア採用担当をしております森(@morimayukodesse)です。
2023年10月から2024年1月の4か月間に渡り、会津大学のプログラミングサークル Zli に所属する学生向けに希望者を募り「 iOS ブートキャンプin会津大」を行いました。
本記事では iOS ブートキャンプがどのような活動なのか、今回のブートキャンプに参加してくれた学生さんへの感謝も込めてご紹介します。
iOSブートキャンプとは?
iOS 開発は未経験だが興味のある学生に向けて行った施策です。
弊社のエンジニアが講師となり4か月かけてアプリの開発がある程度できるようになることを目標に実施しました。
約5年前、2014年度新卒入社の鈴木(@marty-suzuki)が会津大学の学生に向けて実施し、当時学生だった2021年度新卒入社の伊藤(@ry-itto)が弊社へ入社するキッカケとなった活動です。
今回のブートキャンプは伊藤が中心となり講義を行いました。
過去、社内向けにも実施したことがあるので気になる方はブログをご覧ください。「短期間でネイティブアプリ開発のノウハウを学ぶ合宿「ネイティブートキャンプ」〜iOS編〜」
前半の2回は会津大学で開催、後半の2回は東京で開催しました。
1回目
1回目は会津大学の講義室をお借りして1~2時間かけて
- Swift の基礎
- メモリ管理
- Swift UI
についての講義を実施しました。
初めて開発を行う方や、開発経験はあるが Swift を使用するのは初めての方など様々な経験値の学生さんがいました。
講義の後に課題を出し、課題を提出した方は次の講義も参加できる形式をとりました。
2回目
講義2回目は
- Swift UI での状態管理
- 画面遷移
についての講義を実施しました。
段々と参加者同士で教えあったり、交流が増えてきました。
この回の課題は少しレベルアップし、「じゃんけんアプリをつくる」です。
講義の残りの時間を使ってそれぞれ開発を開始、分からないポイントがあれば社員に質問しています。
3回目
じゃんけんアプリの開発を完了させ提出してくれた10名を東京の弊社オフィスに招待し Abema Towers 4階の Lounge スペースを貸し切って講義を実施しました。
4階の Lounge スペースは、普段は CA Tech Lounge の会員が利用しているスペースです。
(CA Tech Lounge について詳しく知りたい方はこちら。)
3回目の講義内容は実践的な iOS アプリ開発において最低限必要な知識について説明・解説を行いました。
主な講義内容は下記です。
- 非同期処理
- HTTP 通信
- Codable
- Swift Package Manager
2回目の講義までは Swift とはどのような言語なのか、 Swift UI で UI を作るにはどのようにしたら良いかを理解してもらう講義内容でした。それに対し、3回目の講義では実際に iOS アプリ開発をいろいろな API と連携させたり実際に業務をしたりする際に必要な知識を中心に取り扱っています。
かなり2回目までの講義とは毛色も変わりつつ理解すべきことのベクトルも異なるためかなりレベルアップした内容となっています。
「非同期処理」の内容では Swift Concurrency を扱い、世の中に特に初学者向けの情報として多く出回っていないような内容を扱いました。
3回目の課題は前回よりもレベルアップし、とあるAPIを使用したアプリを作ってくるというものでした。
機能要件と、非機能要件をこちらで指定し仕様に従って完成させてきてもらうというものです。
▼例
[MUST] 一覧表示ができている
[MUST] サムネイル画像の表示ができている
[MUST] リフレッシュができる
etc‥
会場からはこれまでより難易度の高い課題に対しザワつきが‥
4回目
最終回は、課題として出していたAPIを使ったアプリを完成させられた学生8名が参加しました。
それぞれ書き方の癖や試行錯誤した痕跡がレビューの中から見受けられます。
1人10分で発表していただき、この後講師の鈴木と伊藤の2人から講評を受けます。
課題のアプリだけでなく、応用としてオリジナルのアプリを作成してきてくれた方や、デザイン面をこだわった方
今後の展望として個人開発中のアプリのバックエンドに繋げたいなど語ってくれた学生も多かったです。
ブートキャンプを終えて
参加してくれた学生さんからも、「初めて動くものを作った」「こんな機会をありがとうございます」「今作っているものを Swift で書いたみたい」「 Swift 以外の技術も触ってみたい」などポジティブな感想をいただき、モバイルアプリ開発に興味を持っていただき視野も広がったのではと感じております。
今後もモバイルアプリ開発や興味のある開発を継続し形にしていってもらうことを期待しています!
就業型インターンシップに参加してもらえると更にスキルアップになると思うので、また別の機会に今回参加してくれた皆さんとお会いできることを楽しみにしています!
会津大学だけでなく、他の大学などでもこのようなモバイルアプリ開発を始めるキッカケになるような施策を行っていこうと思いますので、要望や質問などあればぜひ人事の森(@morimayukodesse)までDMください!
今後も、モバイルアプリ開発を始めるキッカケとなるようなインターンシップやイベントを実施していきますので乞うご期待!