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皆さん、こんにちは!

エンジニアと技術を繋ぐDevelopers Connect室、通称『デブコネ室』でディレクターをしている石川 聖奈です。
ぜひ、『デブコネ室のせなちゃん』で覚えていただけると嬉しいです!

 

はじめに

サイバーエージェントでは、2023年にIT業界および当社開発組織におけるジェンダーギャップ解消を目的としたTech DE&Iプロジェクトを発足し、様々な活動に取り組んできました。

本記事では、GitHub社、SmartNews社、ウエディングパーク社、サイバーエージェントの4社合同で開催したLT大会「LT event for Women in Tech」の様子についてご紹介します!

本イベントは、企業を跨いだ女性エンジニアのカジュアルな交流会が目的であり、1人5分のLT(ライトニングトーク)形式でなんと総勢14名による技術やキャリアについての登壇が行われました!

また、LTの終了後には懇親会も行いました。

 

当日の様子をご紹介

各社から持ち寄られたケータリングやノベルティ

品川にあるMicrosoft本社を会場に、4社合同で開催された本イベント。

各社より様々な軽食やオリジナルデザインのノベルティーが持ち寄られ、会場の一角を彩りました。見るだけでテンションの上がるような軽食やノベルティーをじっくり選んでいるうちに、参加者たちの間で早速会話が生まれ、イベント開始前から会場は和やかな空気に包まれました。

 

novelty

 

GitHub 鈴木 順子さんよりオープニングのあいさつ

参加者がノベルティや軽食を手に取り、会場が温まり始めている中、GitHub社 鈴木 順子さんによる開催の挨拶からLTセクションがスタートしました!

自分たちの社内で持っている技術や知見だけに頼るのではなくて、他社の技術情報を参考にすることで解決へのヒントが得られることもありますよね。それだけじゃなく、こういった場をきっかけにお互い助け合ったり交流を深めたりできるような会にしていきたい」と本イベントの開催意義についてお話しいただきました。

 

opening

 

総勢14名の登壇者による幅広いテーマのLT

オープニングの後は、いよいよLTがスタート。

GitHub ActionsのTipsや、AIが進化することでいわゆる「かっこいいエンジニア」のイメージが変わってくる可能性のお話、若手の育成支援にかける想い、SAP通知のアルゴリズム設計について…中には不具合調査を『逆転裁判』のゲーム性とリンクさせながら紹介するユニークな発表などもあり、技術的な知見共有にとどまらず、興味深く幅広いテーマが展開されました。

発表を聞いている参加者たちの間には「えっ!?そんなことができるの?」という驚きの声や「わかる〜!」と共感の声が上がったり、時には笑いが起きる場面もあったりして、リラックスした空気の中で情報交換が行われる、とても素敵な時間になりました! 

 

lt

lt

 

リアルタイム翻訳ツールによる交流サポート

第一言語が日本語・英語とそれぞれ異なるメンバーが参加していたため、ウエディングパーク社による自動翻訳ツールが導入されました。

発話している内容をAIが文字起こしするだけでなく、発表者の使用言語から別の言語への翻訳も同時に行うことができるこちらのツールは、エンジニア同士の所属の壁だけではなく、国籍、言語の壁さえも超えて技術者同士を繋いでくれるものであり、実際に今回のイベントにおいても情報交換や交流をサポートしてくれた素晴らしいツールでした!こういった交流の場にあるハードルを下げてくれるツールが、どんどん生まれてきてほしいですね…!

 

interpretation tool

 

GitHub社からのサプライズ!

前半のLTセクションが終わり休憩に入ると、”とあるコンテンツ”のアナウンスが。

GitHub社から特別なノベルティーを数量限定でご用意していただいたということで、貴重なGitHubグッズをかけて『じゃんけん大会』が始まりました!

参加者全員で行われたじゃんけん大会を勝ち抜いたのは…なんと弊社から参加した酒井 蘭奈(株式会社CAM所属)!1番最初にノベルティーを選ぶ権利をゲットし、選んだのはGitHubのマークが入った煌びやかなタンブラーでした。

 

gift from GitHub

 

サイバーエージェントからの登壇

サイバーエージェントからは4名が登壇しました。

1つ目の発表は、株式会社AbemaTV所属 伊藤 可織による「『Web API設計実践入門』を読んでみた」

柴田 芳樹 著『Web API設計実践入門』を読んで、自身が機能の開発の際に実際に感じ、共感した「API設計にまつわる落とし穴」「API仕様書がトラブルにつながる事例」などの紹介を交えながら、課題と改善策を考察し、著書から得られた開発に活かすことができる気付きなどについて発表しました。

 

ca lt 1

 

2つ目の発表は、株式会社CAM所属 酒井 蘭奈による「営業職から開発職へのキャリア変更してみて(Career Introduction and Engineering Aspirations)」

テクニカルセールスをしていた前職からキャリアチェンジを経て、現在バックエンドエンジニアとして働いている酒井。そんな彼女だから感じることのできる、「エンジニアとして開発ができる楽しさ」について語りました。始まったばかりのエンジニア生活の中でキャッチアップに苦労することもありながら、今後の夢に向けて日々努力しているとも話していました。

 

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3つ目の発表は、グループIT推進本部所属 志葉 友梨香による「生成AIの活用とその共有方法」

生成AIに対する「専門性が高くてエンジニアじゃないと使えない?」「業務に活用したくても方法がわからない!」というイメージや懸念によって活用のイメージが沸かないという課題を解決するため、社内で取り組んでいるアプローチについて発表しました。また、実際に社内の生成AI活用を促進している、生成AI活用情報をキャッチアップするための社内メディアについて紹介しました。

 

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弊社から最後の発表は、Developers Connect室/Tech DE&I Lead 神谷 優による「Women Techmakers Ambassador -Empowering the Next Generation of Global Tech Leaders-」

神谷自身もアンバサダーの1人である、Google社が運営するテクノロジー業界で活躍する女性を支援するプログラム「Women Techmakers(WTM)」の取り組みについて取り上げ、「イベント開催」「登壇を通した知識共有」「アウトプットの重要性」「メンタリング」等のアンバサダーの役割を紹介し、プログラムの認知向上に貢献しました。

 

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懇親会の様子

LTセクションを終え、懇親会が始まると、会全体の和やかなムードもあってか、早くも会場には会話の輪が広がっていました!

発表中、自身の発表内容にまつわる情報について「〇〇について知っていることがある方はぜひ教えてください!」と呼びかける登壇者も見られたため、LTの内容を踏まえた情報交換が行われる他、似たコンテンツを扱っているエンジニア同士での悩みを相談をしあったり、各社の勉強会への招待が行われるなど、実際に顔を合わせて行うイベントの醍醐味ともいえる交流が行われた懇親会となりました。

楽しく話しているとあっという間に時間は過ぎてしまい…笑顔と会話の絶えない本イベントは名残惜しくも幕を閉じ、参加者たちは再会の約束をして会場を後にしていきました。

 

get-together meeting

 

 

おわりに

女性エンジニア同士のカジュアルな交流を目的とし、4社合同で行われた本イベントは、技術者を所属する会社や言語を超えて繋ぎ、助け合いや交流の場となる有意義なイベントとなりました。

総勢14名の登壇者によるLTからは、各社の開発者がプロダクトや自身のエンジニアとしてのキャリアに持つ熱意を感じ、その熱意を受け取った参加者間の交流からもまた、得た情報を深掘る姿勢や、交流を今後に繋げていくポジティブな熱量を感じました!

今回のイベントを通じてエンジニアたちの間で共有された知見や経験、新たな繋がりが、今後の技術やキャリアの成長のきっかけとなり、業界全体のジェンダーギャップ解消の一助となることを願っています。

 

group photo