こんにちは!Kubernetesを日々業務で活用しているエンジニアの皆さん、そしてこれからKubeConに参加される皆さん!待ちに待ったKubeCon + CloudNativeCon Japan 2025の開催がいよいよ来週です!サイバーエージェントからは30人以上が現地参加します!
総勢30名のエンジニアが毎日リレー形式で11のブログを執筆します🎉
イベントの雰囲気を伝える速報や、さまざまな部署のメンバーによる紹介が予定されています。
特に現地参加は、オンラインでは得られない貴重な体験が満載です。私はKubeCon + CloudNativeConに初めて現地参加するのですが、参加経験者から現地参加する際に、どのような点に注目し、どのように会場を回るのか貴重なアドバイスをいただいてきました!

📝 セッション:アーカイブも良いけど、「今」と「対話」を優先!
KubeConのセッションは非常に多岐にわたり、どれも興味深いものばかり。しかし、時間は有限です。何をするのか優先度を決めておきましょう。
すぐに知りたい・業務に直結するもの
セッションの多くは後日(1〜2週間程度で)アーカイブが公開されます。しかし、「これは明日からでも役立ちそうだ!」「この技術選定の参考にしたい!」といった、鮮度が重要な情報は、現地で直接聞く価値があります。
登壇者とディスカッションしたいもの
これぞ現地参加の醍醐味!セッション後に登壇者に直接質問したり、議論を深めたりできるチャンスです。特に深い技術的な内容や、あなたのユースケースに特化した疑問点は、直接対話することでクリアになることが多いです。Q&Aタイムだけでなく、セッション後や「スピーカーズコーナー」のような場所があれば積極的に話しかけてみましょう。
アーカイブ活用も視野に
「ちょっと気になるけど優先度は高くないかな…」というセッションは、無理に詰め込まず、後日アーカイブでチェックすることも検討しましょう。
🗣️ ネットワーキング:グローバルな繋がりを築こう!
せっかくの現地参加、世界中から集まるエンジニアとの交流を楽しまない手はありません。
積極的に話しかける
日本にいると同じ会社やコミュニティの人と話す機会は作れますが、海外のエンジニアと直接話せる機会は貴重です。彼らの経験や視点に触れることは、大きな刺激になります。 また、 「あのセッションどうでした?」「どんなプロジェクトに関わっていますか?」など、同じイベントに参加している者同士、共通の話題には事欠きません。話しかけて嫌がられることは基本的にないので、勇気を出して一歩踏み出してみましょう(相手が忙しそうでないかは配慮しましょうね!)。
ランチやコーヒーブレイクもチャンス
セッションの合間や食事の時間も、絶好のネットワーキングチャンスです。近くに座った人に声をかけてみるのも良いでしょう。

🌟 セッション以外のお楽しみ:パビリオンとブースは宝の山!
KubeConの魅力はセッションだけではありません。スポンサーブースやOSSのProject Pavilionは、新たな発見や出会いの宝庫です。
OSS Project Pavilion
CNCFのホストする多くのOSSプロジェクトがブースを出しています。ここでは、普段GitHub越しにしか接点のないメンテナやコントリビューターと直接、カジュアルに話せる絶好の機会です!「この機能ってどうなってるの?」「コントリビュートしてみたいんだけど…」といった疑問をぶつけてみましょう。
また、今回はProject Tableというカジュアルに相談できる取り組みもあります!弊社PipeCDチームも 6/16(月) 15:15-19:15にP-4テーブルを担当します!ぜひお立ち寄りください!
スポンサーブース
最新技術・製品に触れる: 各企業が最新のプロダクトやソリューションを展示しています。デモを見たり、詳細な説明を聞いたりすることで、技術トレンドを肌で感じることができます。 中の人と話すチャンス: ブースには、開発者やプロダクトマネージャーがいることも少なくありません。単なる製品紹介だけでなく、技術的な詳細や、時には「こっそり内情」を聞けることも(笑)。気になる技術があれば、遠慮なく突っ込んだ質問をしてみましょう。ノベルティも楽しみの一つですね!
サイバーエージェント スポンサーブースにもぜひお立ち寄りください!
そして、今回サイバーエージェントはスポンサーブース出展します!
サイバーエージェントのブースでは各所属のエンジニアが。
CyberAgentのノベルティの他にも、今回「Cloud Native Technology Map」を冊子を限定頒布いたします!
全52ページにわたるこの冊子では、25プロダクトのCloud Native技術の利用事例を公開しています。
今回社内で調査した限りでは、グループ全体で 99 種類のソフトウェアを利用しており、さまざまな事例が公開されています。
冊子を書いたメンバーとも話すことができるので、ぜひお立ち寄りください 🙂
サイバーエージェントからは4セッション登壇します!
青山真也、岩井佑樹、澤田晋之介の3名が、合計4つのセッションに登壇予定です。最新の技術トピックや実践的な事例を交えながら、当社が推進するクラウドネイティブへの取り組みをご紹介します!ぜひ現地でお聞きください!
基調講演: Cloud Native Darwinism: Continuous Evolution of Platforms for Competitive Edge
登壇者:青山 真也(X: @amsy810) / CyberAgent group Infrastructure Unit
日時: 6/16(月) 10:32 – 10:42
会場: Level 1 | Pegasus A-B1
URL: https://sched.co/1x74h
概要: クラウドネイティブ技術の進化は非常に速く、Kubernetesを基盤としたプラットフォームもその流れに対応して常に進化を続ける必要があります。技術選定は一度きりのものではなく、継続的な見直しと柔軟な適応が求められる時代となりました。より優れたソリューションが登場した際には、積極的に取り入れることで競争優位性を維持できます。プラットフォームの継続的な進化の重要性を強調するとともに、そうした進化を可能にするKubernetesの強力な拡張性について紹介します。
ライトニングトーク: Expanding your GitOps with New Pluggable PipeCD
登壇者:澤田 晋之介 / Developer Productivity室
日時: 6/17(火) 11:37 – 11:42
会場: Level 1 | Pegasus A-B1
URL: https://sched.co/1yFEe
概要: PipeCDは、さまざまなアプリケーション環境に対応するGitOpsベースの継続的デリバリープラットフォームです。本セッションでは、KubeCon Japan 2025に向けてアルファリリース予定の新しいプラグインアーキテクチャを紹介します。開発者はGoでカスタムプラグインを作成でき、バリデーションやDBマイグレーション、Slack通知など、自動化の幅を大きく広げることが可能です。既存のGitOpsワークフローに柔軟性を加えたい方、パイプラインの拡張性を追求したい方に最適な内容です。
共同セッション: Kubeflow Ecosystem: Unleash the Power of Cloud Native AI
登壇者:岩井 佑樹、他
日時: 6/17(火) 11:30 – 12:00
会場: Level 1 | Appollon
URL: https://sched.co/1x6zb
概要: AI/MLワークロードにおけるKubernetes活用の最前線として進化を続けるKubeflowの最新動向をご紹介します。Kubeflow 1.10の注目アップデートを中心に、Feastなどの新規コンポーネント、GenAI on Kubernetes強化の取り組み、LLMOps対応のSDKやブループリントの紹介を通じて、クラウドネイティブAI基盤としてのKubeflowの進化とコミュニティの貢献をお届けします。
共同セッション: WG-Batch Updates: What’s New and What Is Next?
登壇者:岩井 佑樹、他
日時: 6/17(火)12:10 – 12:40
会場: Level 1 | Appollon
URL: https://sched.co/1x6ze
概要: Kubernetesにおけるバッチワークロードの進化をリードするWG Batchのメンテナーたちが、HPC、AI/ML、大規模データ分析分野での最新動向を解説します。マルチテナントスケジューリングやリソース管理を支えるKueueの新機能、トポロジー認識スケジューリング、マルチクラスター対応、フェアシェアリングや、JobSet APIの最新情報や、ML研究者向けの新CLIツール「kjob」「kueuectl」も紹介します。
最後に
KubeCon + CloudNativeConは、Kubernetesを中心としたクラウドネイティブ技術の最前線に触れられるだけでなく、世界中の情熱的なエンジニアと繋がれる素晴らしい機会です。計画的に、そして時には偶発的な出会いを楽しみながら、現地参加ならではの体験を存分に味わってください!
会場でお会いできるのを楽しみにしています! 👋
KubeCon + CloudNativeCon Japan 2025 特集 Blog
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