サイバーエージェントではこれまでエンジニア向けに様々なインターンシップを実施してきました。そして2017年10月より新たなインターンシップ「AbemaTV Engineer JOB」がスタートします。
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「AbemaTV Engineer JOB」はその名の通り、インターネットテレビ局「AbemaTV」の開発現場で実務を経験できるインターンシップ。サーバーサイドをはじめ、Android、iOS、フロントエンドと幅広い技術領域で参加者を募集し、大規模サービスながら常に新たな技術に挑戦し続ける「AbemaTV」で約1ヶ月間開発に携わっていただきます。
Developers Blogでは、学生から見た「AbemaTV」の開発現場のリアルを聞くべく、2018年新卒入社予定で現在は内定者アルバイトとして「AbemaTV」でサーバーサイドを担当する大塚と江頭に話を聞きました。インタビュアーはエンジニア新卒採用担当の峰岸が務めます。
峰岸 啓人(中) 採用育成本部 エンジニア新卒採用担当。 2012年サイバーエージェント新卒入社。エンジニアとして入社し、Webフロントエンジニア、iOSエンジニアとして、コミュニティサービスの立ち上げ運営に携わる。2016年7月より現職。
江頭 宏亮(左) 内定者アルバイトとして、2017年4月よりAbemaTVでサーバーサイドを担当。 現在芝浦工業大学大学院2年、2018年4月サイバーエージェント新卒入社予定。
大塚 佑助(右) 内定者アルバイトとして、2017年8月よりAbemaTVでサーバーサイドを担当。 現在宇都宮大学4年、2018年4月サイバーエージェント新卒入社予定。栃木在住のため、勤務のある毎週水曜〜金曜はサイバーエージェント運営の技術者専用シェアハウスに滞在。
サイバーエージェントであれば、様々な事業に携わることができると思った
ーー峰岸:どんなきっかけでプログラミングを始めたの?
江頭:子供の頃PCで仕事するのってかっこいいなと漠然と思っていまして(笑)エンジニアになりたくて大学に入りました。プログラミングを本格的に始めたのは大学受験が終わった頃です。
入学後は教授が研究室を貸してくれたので、やる気のあるメンバーで授業後に集まっていつも開発していました。サークル内で使えるようなスケジュール管理サービスを作っていましたね。
大塚:一番最初のきっかけは小学生の頃ゲームで遊んでいて、ふと「ゲームってどうやって作るんだろう」思ったことからでした。そこで調べていくとPCで作れることが分かって、「自宅にあるPCでゲームが作れるんだ」と当時驚いたのをよく覚えています。そして小学5年の頃からプログラミングを始めました。
その後様々な言語を独学で学びながら、大学では情報系の学部に入りました。ただ大学ではC入門から始まってC++で終わるようなすごく基本的な授業だったので、自分で学ぶ方が早いと思って個人でWebサイトを作ったり、AndroidやiOSアプリの受託開発を行なったり。ゲームも作りましたし、HSP部屋というサイトを作った際には初めてGoを使いました。
ーー峰岸:サイバーエージェントに入社を決めてくれたきっかけは?
大塚:就活中は色々な企業を見ていたのですが、自分はこれまで様々な領域に携わってきたので、その経験が活かせるところで働きたいなと思っていました。そこで就活支援サービスのアドバイザーの方にサイバーエージェントを紹介してもらったんです。
もともと社名自体は知っていて、サイバーエージェントならメディアサービスやゲーム、広告、研究開発など様々な事業を展開しているのでぜひ挑戦したいと思い、選考を受けることにしました。他の同期よりも就活を始めたのが遅かったこともあり、正直 “当たって砕けろ” の精神で受けてみようという思いでした(笑)
江頭:もともと「アメブロ」や「アメーバピグ」はユーザーとして使っていたのですが、一番のきっかけは大学院1年の夏に、エンジニアとデザイナーがチームを組みプロダクトが実際に抱える課題解決に取り組むインターン「Collaboration」に参加したことでした。会社の雰囲気がよく分かりましたし、メンターの社員たちと話してみてぜひサイバーエージェントで働きたいなと思ったんです。
課題点も設計も自分たちに考えさせてくれる環境
ーー峰岸:二人はAbemaTVでどんなことに取り組んでいるの?
江頭:アクセスログ回収方法の改善を担当しています。以前の方法だとコスト面とリソース面に課題があったので、Cloud Dataflowを活用することでコスト削減とリソースの効率化両面に貢献しています。
大塚:私も同じ部分を担当しながら、トラフィックを可視化する取り組みを先輩と一緒に進めています。AbemaTVはマイクロサービスアーキテクチャを採用しているため、沢山のサービスが同時に起動しています。特に、障害時などはどのサービスが障害の原因となっているかを素早く特定することが重要です。そこで、各サービスの情報をPrometheusを用いて収集し、可視化しています。
峰岸:AbemaTVの優秀なエンジニアたちと一緒に実際の業務に携われるっていうのは、学生からすると素晴らしい経験になるよね。
ーー峰岸:AbemaTVにジョインして印象的だったこととかあるかな?
江頭:こういうところが課題だよねと自分たちで提起した上で、解決するためのアイディアをエンジニア主体で考えて取り組んでいく姿勢がすごいなと思います。将来自分もこういったエンジニアになれたらと思える方々ばかりです。
大規模サービスだから殺伐とした雰囲気もあるのかなとジョイン前には思っていましたが、みなさん優しくて、チーム全体の雰囲気もすごく良いです。
大塚:みなさん優しくてお昼もいつもおいしいお店に連れて行ってくれたり、冗談も気軽に言ってくれるような雰囲気です。内定者や新卒でも年次に関係なく発言しやすい、風通しの良さがあると思います。
また、特に印象的だったのは課題点を私たち自身に見つけさせてくれること。たとえばトレーナーの先輩が「ここは何が問題だと思う?」と質問してくれたり、自分がやりたいと言えば積極的に新たな領域に挑戦させてもらえます。
「AbemaTV」は膨大なトラフィックがあるので大規模サービスならではの貴重な経験ができるし、最先端の技術も体験できる。大規模ながら最新の開発に携わることのできる貴重な環境です。
江頭:私たちには現状ある課題点だけを伝えて「設計は自分で考えてほしい」とタスクを渡してくれます。先輩方の中で回答は持っていても、私たちに考えさせてくれるので非常にありがたいです。私たちが考えた解決策についても丁寧にフィードバックがもらえるので、自分の考える力も経験も両方養われていると感じます。
「AbemaTV」はGoで開発していて、KubernetesやgRPCを使うなど新たな技術に挑戦できる点も嬉しいですね。
インターネットテレビ局ならではの緊張感
ーー峰岸:AbemaTVならではのやりがいを教えてください!
江頭:「AbemaTV」はインターネットテレビ局として24時間365日放送しているので1秒のミスも許されません。以前視聴数やコメント数の改修を行なった際には、かなり緊張感を持って取り組みました。信頼性の高いものを作らないといけないという点にはやりがいを感じます。
大塚:より良いサービスを目指して、皆が一丸となって開発している環境なので、そういった一体感は「AbemaTV」ならではだと思います。
峰岸:「AbemaTV」開発局は他のサービスよりも人数が多い印象だけど、チーム内での役割みたいなのはあるのかな?2人が所属しているサーバーサイドチームはどんな感じなんだろう?
江頭:AbemaTVのサーバーサイドは現在3つのチームに分かれていて、基盤アーキテクチャの設計や開発を行うコアチームとサービスの新機能開発を行うAPIチーム、コンテンツの配信システム開発を行う配信チームがあります。私はAPIチームで、大塚はコアチームです。
プロダクトをより良くしたいという意識を常に持つことが大切
ーー峰岸:「AbemaTV Engineer JOB」の応募が開始されたけど、どんな学生が活躍できそうかな?
大塚:「AbemaTV」は自発的な開発をさせてもらえる環境だと思うので、積極的に行動できたり、失敗を恐れずに挑戦できる方だと活躍できるのではないでしょうか。自ら課題を提起して解決策を考えていくなど、プロダクトをより良くしたいという意識を常に持つことが大切だと思います。
いままでずっと一人で開発していたので「AbemaTV」には刺激を与えてくれるたくさんの優秀な先輩方がいて、本当に成長できる環境だと日々感じています。
江頭:言われてからやるのではなく、年次に関係なく自分でどんどん課題を見つけて改善していけるような方が活躍できるのではないかなと私も思います。特に同じチームで働く一個上のみゆっきさんは、主体的に課題を見つけてどんどん解決策を考えていく姿勢がすごいなと思っています。
ーー峰岸:さいごに、入社後どんなエンジニアを目指していきたいか教えてください!
大塚:峰岸さんと最初に面接させてもらったときからお伝えしていましたが、何か大きな仕事を成し遂げて、インタビューを受けるくらい注目いただけるようなエンジニアになりたいとずっと思っています。想定よりも早く Developers Blogでのインタビューはデビューできましたが(笑)、今後は業界で知らない人がいないくらい有名なエンジニアになれるように頑張っていきたいです。
江頭:昔は世界で活躍できるエンジニアになりたいという漠然とした目標を持っていましたが、AbemaTVの優秀な先輩エンジニアたちと働くなかで、サイバーエージェントの技術を引っ張っていけるCTOになりたいと思いました。目標を実現するためにこれからも頑張っていきたいと思います。