はじめまして。Amebaのプラットフォームでディレクターをしている岡本です。

先日Pinterestの小串さんをお招きして、社内向けにPinterestのワークショップを開催しました。

今回はクリエイターやディレクター向けに、プロダクトコンセプトやサービス説明だけでなく、プロダクト開発の現場でどのようにPinterestを活用できるのか？を、実際にチームでの共同編集を行うワークショップを通してご説明いただきました。

盛りだくさんの内容でしたので、当日の様子をまとめてお届けしたいと思います。

【スピーカー】
ピンタレスト・ジャパン株式会社
マーケティングマネージャー
小串 良輔（おぐし　りょうすけ）さん

アサツーディ・ケイ、Twitter Japanを経て現職という、様々な業界でお仕事されている小串さん。髪型が特徴的ですね。

イベント当日の流れはこちら

⑴Pinterest（ピンタレスト）とは

⑵We are not SNS

⑶ユーザーの利用傾向

⑷企業ごとのPinterest利用方法

⑸機能ご紹介

⑹ワークショップ

⑴Pinterestとは

Pinterestは世界中のアイデアを発見し、保存・整理できるツールです。

現在月間の利用ユーザーは2億人。

米国外からの新規ユーザーは75%。

モバイルからの検索比率は85%

世界で多くのユーザーが利用しているようです。

⑵We are not SNS

今回プロダクトの紹介内容で一番ハッとさせられた内容はこの、
【PinterestはSNSではない】でした。

未来の自分のためのツールであり、他サービスと全く違うポジションであるというお話は非常に興味深い内容でした。

また、抽象的な質問に対して自分に合った答えを発見できる
【discovery engine】であるというプロダクトの特長も明確で分かりやすいものでした。

現在、1000億のピン。20億のボードがあるようですが、実際どのような利用傾向があるかも教えてくださいました。

よく利用されているジャンルは

・FOOD
・HOME
・STYLE
・BEAUTY

が多いようです。参加したクリエイターも大半がネイルやファッションをピンしていました。

ビジネスサイドでの利用方法もいくつかご紹介いただきました。

ここでは2つほどご紹介させてください。

1つ目は、映画「マイインターン」のNancy Meyes監督のボードです。

私も大好きな映画の1つなのですが、主人公BENやJULESの生活環境・キャラクター・着ている服装・習慣などをそれぞれボードでまとめて、映画の撮影スタッフと共有し、衣装や撮影場所などを決定するイメージボードとして活用していたようです。

JULESが経営しているスタートアップの素敵なオフィスもボードの1つにあり、制作の過程を知ることができました。

2つ目は、YELPです。

こちらはクリエイティブチームがこれまで制作したクリエイティブをボードに集約し公開しています。

弊社もサービスのクリエイティブのチャレンジや、日々大量にデザインを制作しているので、このように集約して発信する方法も非常に相性がいいのではと感じました。

後半は、実際数人ごとのグループでお題に沿ったボードを制作するワークショップを行いました。

テーマ：Halloween meets NEW COLOR

これまでの配色を刷新するアイデアをボードにまとめるお題でした。

少ない時間でしたが、個性豊かな新しいハロウィンのクリエイティブイメージをチームごとに固めていました。

できあがったボードをどういった過程で作成したか。どういったコンセプトなのかもいくつかのチームに発表してもらいました。

一部ですが、実際のボードのリンクを掲載しておきます。

▪️halloween×ゆめかわいい

▪️halloween×Purple Monster

イベント終了後も、サービスについて興味津々のメンバーが小串さんに様々な質問を投げかけていました。

クリエイターという職種は抽象的なイメージを具現化することが多々あるため、Pinterestのような具現化することができるサービスをより活用することで、実現させたいことに近づけることができると改めて感じるワークショップでした。

ディレクターという職業柄デザイナーと構成やデザインの相談をすることが多いのですが、身近な業務にPinterestを取り入れて、イメージの共有がスムーズにできるよう早速活用しようと思います。

また、社外のプロダクトやコンセプトを知ることができた貴重な機会でした。画像認識技術やまだまだ知りたいことがあるので、またこのような会を設け、インプットできればと思います。