みなさんはじめまして。株式会社トルテというサイバーエージェントの子会社でAndroidアプリの開発をしています、かわの(@shaunkawano)です。サイバーエージェントでは、エンジニア向けのイベントを積極的に開催しております。私自身、2016年9月にAndroidエンジニア向けのイベント、Tokyo Android Meetup(第四回)を開催させて頂きました。

本記事では、Tokyo Android Meetupイベントについてはもちろん、私個人が初めてエンジニア向けイベントを開催するに至った経緯、開催までにおこなったこと、そしてイベントを開催して得た学びを紹介致します。

Tokyo Android Meetupとは

meetup-logo

Tokyo Android Meetupとは、毎月開催される東京界隈のAndroidエンジニアのためのイベントです。Niko Adrianusさん(以下、ニコさん)がイベント全体の管理をされています。

国内のエンジニア向けイベントの場合、参加者のほとんどは日本人で、日本語によるライトニングトーク(以下LT)、その後に懇親会という流れが一般的ですが、Tokyo Android MeetupではLTは英語、LT後は参加者全員で穏やかな雰囲気の中かんたんな自己紹介を行い、その後に懇親会が行われます。毎月違う場所で開催されるため多少の変動はありますが、毎回の参加人数は15-20名ほどで、参加者の半分程度は海外出身の方です。そういう意味では他のエンジニア向けイベントと比べると一風変わったイベントかもしれません。 そしてこのTokyo Android Meetupを、今年9月に弊社サイバーエージェント(マークシティー)で開催致しました。

初めてエンジニア向けイベントを開催するに至った経緯

きっかけは、7月に開催されたTokyo Android Meetupイベントでした。懇親会でニコさんに初めてお会いしてお話をした際に、「次回やその次のイベントの開催会場を探しています」ということを伺いました。「でしたらサイバーエージェントでもぜひ開催したいです」というお話をしたところ、「ではSlackなどで連絡を取りながら話を進めましょう」ということで、結果的に9月に開催することとなりました。

開催準備

イベントの受付係は何度かしたことがあったのですが、イベントの開催や運営の経験はほとんどありませんでしたので、「まず、何から始めれば良いのだろう?」という疑問と「何もわからない」ということに対する不安がありました。そのことも踏まえてニコさんにSlackを通してご相談したところ、外部に向けてのイベントの紹介は基本ニコさんが、その他の会場の予約、軽食やドリンクの手配などはこちらで行うという役割分担が決められ、やることが明確になりました。

外部に向けての発信に関しては、ニコさんご自身がSNSやmeetupのサイト上で発信をしてくださりました(当時のイベント詳細ページ)。会場の予約、軽食やドリンクの手配に関しては弊社人事の方々がご協力してくださりもろもろ手配してくださりました。おかげで、私個人としては社内Androidエンジニアの中で特にこのイベントに興味を持ってくれそうな方への個別の声掛けや、ニコさんが作ってくださったイベントページのシェアなど、イベント開催の周知に集中することができました。ヘルプしてくださった人事の方々には本当に感謝しています。おかげで30名弱の方がサイトから応募してくださり、当日も20名ほどの方に参加していただくことができました。

イベント当日の内容

tokyo_android_meetup_LT

イベント当日は、日本人による英語でのLT2本、その後参加者一人ずつ一言、二言程度のかんたんな自己紹介、そして最後に懇親会を行いました。自己紹介の場では参加者全員が必ず話すため、話を聞く側にとっては、自己紹介をしている方の人柄を多少なりとも知ることができる良い機会となります。話す側も、特に国内出身の参加者には英語を話すちょっとした練習の場にもなったかもしれません。あくまで個人的な意見ですが、初対面の方がお話しているのをまず初めに拝見できる自己紹介のような場があると、懇親会の場でも交流しやすくなるのかなとなんとなく感じました。懇親会の軽食はお寿司とピザでした。

以下は、イベントで発表された2つのLTの資料です。

Yuki N.さん “Automations with Gradle”

shaunkawano “Taking a Glance at RxJava 2.0(RC-2)”

初めてエンジニア向けイベントを開催して学んだこと

私個人としてはイベント周知など簡単なことしか行っていません(汗)が、イベントを終えて「こうしておけばよかった」という学びがいくつかありましたので、以下に簡単にまとめました。「当たり前だ!」と思われることばかりかもしれませんが、これから初めてイベントを開催しようと考えている方にとって少しでも参考になれば幸いです。

  • イベントページの会場の位置情報には、できれば住所だけでなく駅を出てからの具体的な道のりも記載しておくと初めて会場に来る参加者により親切。
  • トイレやwi-fiの情報は開始前メインスクリーンに映し出すだけでなく別にも用意しておき、誰でも常に確認できるようにしておくと、後から会場に到着された参加者により親切。
  • イベント開始前、休憩中などには何かしらの音楽を流すと会場の空気(と慣れていない運営側の精神状態)が少し落ち着く。
  • 会場の空調は柔軟に対応できるように事前に調査しておくと当日アタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタしない。
  • 参加者の許可が取れるのであれば、イベント当日の様子を写真に収めると思い出になったりして良さそう。

まとめ

イベント毎に目的は異なるかもしれませんが、エンジニア同士がつながる場を作ることには共通して意味があると思いますし、イベント運営をやってみると(簡単なことしかやっていなくても)達成感を得ることができます。イベント開催に興味はあるけれど何から始めたら良いのかわからないという方は、周りの経験者や先人方にまずは相談をしてみると、次にすべきことがわかったり物事が進めやすくなるかもしれません。

(冒頭にも記載しましたが、サイバーエージェントでは積極的に技術者向けのイベントを開催しております。イベント情報に関しましては、こちらを御覧ください。)