はじめまして、デザイナーの山幡です。
2012年に新卒でサイバーエージェントに入社しました。
今回は、若手のデザイナー5名で若手メディアデザイナーボード、通称『わかめ』を立ち上げた話をします。
サイバーエージェントには、大きく分けて広告・メディアサービス・ゲームという3つの領域があり、僕は入社以来一貫して、サービスのUIデザイナーとしてキャリアを積んできました。
この7年間で、デザイナーの人数はどんどん増えており、今では全社で約400名、所属するメディアサービスのデザイナーは80名を超えます。
これだけメンバーが増えたいまも、社員のベンチャースピリットと風通しの良い組織文化は健在なのですが、どうしても今までのやり方では手が回らない部分が出て来たり、以前よりも若手と経営陣との接点が少なくなっていると常々思っていました。
やってみる前にリスクを考え、チャレンジにしり込みしてしまう機会も増えたなと思っていました。
そんな中、クリエイティブ執行役員の佐藤と飲みに行った時に、自分が感じていることを話してみたところ、「そういう思いがあるなら、山幡がやればいいんじゃない?」と背中を押してもらい、設立を決意しました。
僕は思いました。
弊社はあくまでもメガベンチャー。「やっていいですか?」ではなく「やってから持ってきて」というカルチャーをなぜ忘れてたんだろう。
すぐさま若手何名かに声をかけ、若手のメディアデザイナーからいろいろなチャレンジを仕掛けたい、とにかく思いついたものを組織のためにどんどん自分たちでやってみよう、と思って立ち上げたのがこの『わかめ』です。
常に現場の近くにいる組織にしたいと思い、親しみやすい名前をつけました。
かならず「えーっと…わかめ?」と聞き返されますが、これがいいんです。笑
かっこつけてなくて、お気に入りです。(結構すぐ覚えてもらえます。)
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若手デザイナーボード“わかめ”のルール
30歳以下のデザイナーで構成される、若手デザイナーボード
1年ごとにメンバーを入れ替え
1か月半に1つ、チャレンジ感のある施策を打つ
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柔軟に動けるように、「わかめ」にルールはほとんどありませんが、自分たちよがりにならないように、上記の3点だけルールを決めました。
若手向けのライトな勉強会を実施したり、若手の登壇機会を増やそうとセッションを行ったり、CAの若手は外との交流が少ないと聞けば、他社とのコラボ企画を実行するなど、決裁権を持って運営しています。
マンネリ化しないように、オールウェイズFRESH!(※)な組織であり続けるために、メンバーの任期は1年に定めました。僕自身も、任期後は後輩にバトンを渡して卒業します。
「やればいいじゃん」と本当にまるごと任せてくれているので、まずはなんとか『わかめ』を存在意義のあるチームにしようと、ひたすらアイデア出しをしながら、大小様々な企画を実施しています。
たとえば、『巻き込みわかめ』という企画。
これは、若手がいま話を聞きたい先輩デザイナーを勝手に巻き込んで話しにきてもらい、お酒を飲み、軽食をつまんで、聞きたいことを聞くだけというシンプルな企画です。
『若手しかいない』ので、先輩に気を遣って「こんな初歩的な質問したらダメかな?」とか「事前に質問考えなくちゃ」というようなヘビーさがないのがウリです。
実際にやってみたら若手にはもちろん好評で、さらにうれしいことに、巻き込まれた先輩も「なんかみんないろいろ聞いてくれていいねー!」とホクホクしながら帰っていく、という双方の気持ちを満たす素敵な企画となりました。
これは今後もライトに続けていくつもりです!
また、先日初めて社外のデザイナーとの交流を目的とした企画として、Goodpatchさんとの合同勉強会を実施しました。
僕を含め、新卒で入社して長くサイバーエージェントで働いているデザイナーが多いので、会社の垣根を超えたデザイナー同士の交流を望む声が現場から多く上がり、この企画が実現しました。
(この企画を快諾してくださったGoodpatchの皆さま、ありがとうございました!)
こちらの様子は、後日レポートで詳しくお伝えしますので、お楽しみに。
まだ走り始めたばかりですが、今後もこのブログで活動報告をしていきたいと思います。
ぜひ若手デザイナーボード『わかめ』にご期待ください!
※オールウェイズFRESH!
サイバーエージェントのミッションステートメントのひとつ