はじめまして!qualiartsイラストレーターの中村と申します。
今回は私が職種変更(ジョブ変)をした時に学んだこと、自分の中で変化したことについてお話しさせていただきます。
目次
・なぜジョブ変に至ったのか
・ジョブ変で学んだこと
①違う分野の基礎知識が学べた
②違う立場、視点に立つことができた
③新しい形の執着を覚える
・そして現在
なぜジョブ変に至ったのか
私は2019年にイラストレーターとして新卒入社しましたが、3Dの職種と迷い、結果「エフェクター」として進む道を選びました。
しかし現場でエフェクターとして日々仕事をしていく中で、「アートディレクターになりたい」という目標がでてきました。
「ユーザー体験含めビジュアルを0→1で作り込めるようになりたい」という想いや「プロジェクトで、こうした方が良いのでは…?と思った時、根拠をもって言える立場になりたい」という想いがあったからです。
エフェクターは、80のものを100にも120にもできる魅力的な職種です。ですが、0→1を作る機会はイラストレーターの方が多いのではないかと思い、悩んだ末に配属から半年後、イラストレーターへの転向を希望して、チャレンジする機会をいただきました。
▲エフェクトで携わらせていただいた必殺技シーン
ジョブ変で学んだこと
私がジョブ変を通して学んだことは大きく以下の3つです。
①違う分野の基礎知識が学べた
3D知識がゼロだったところから、基礎知識を教えていただきました。その後はイラストを描いていても、「3Dを使ってもっと新しい表現ができるのではないか」「このデザインは3Dだと表現することが難しいのではないか」と、以前より表現の幅をもたせて作れるようになりました。そして他の職種の立場を少しでも理解できるように…!なっていたら万々歳です。
サイバーエージェントでは日頃から多くの勉強会が行われていますが、なかなか全ての勉強会に出席することは難しいです。その中でこの機会は、本当に大きかったと思います。
②違う立場、視点に立つことができた
キャラクターデザインをするときに、他職種のことを想像して作れるようになりました。以前の3D知識ゼロの私であればそもそも何を、どう聞けば良いかもわからなかったと思います。アートディレクターを目指すのであれば、むしろ基礎だけでも知れていることは、とても良かったと思います。
③新しい形の執着を覚える
職種変更にあたりこの学びが、私の中で一番の大きな変化でした。今までは「とりあえず喰らい続けます!頑張ります!」という執着でしたが、「結果に執着する」ということを覚えました。
というのも、3Dの知識が自分の中で糧になっているとはいえ、半年間1から教えてもらっていたので、職種変更をすることに、とても申し訳なさを感じていました。エフェクターを貫けなかったことで、自分に負い目を感じていました。
ただ、役員の方から過去の失敗談などを聞くうちに、どんな挫折や数億にのぼる損失を出すような失敗をしていても、ゲームオーバーではないことに気づきました。それまで成果がなかなか出ず、どんなに光を浴びていなくても、さいごに結果を出して「成功」させることができれれば、今までのものは美談になります。
自分で「成功」に変えてしまえば、途中の失敗までもが全部、より「良かった」ものへ途端に変わることに気づけました。
エフェクトを学んでいたことが回り道だとは思っていませんが、「その選択は間違っていなかったね」に変えるために、成功に繋げるために行動することが大事だと学びました。よって失敗なんてものはない…と思っています。
その考え方を身に付けたことにより、今まででは、できないことが多すぎて凹んでばかりでしたが、結果につなげなければいけない、と早く立ち直れるようになりました。「失敗を恐れずチャレンジすること」を大事にするこの会社だからこそ、知れたことだと思います。
そして現在
現在はイラストチームへ異動し、イラストレーターとしてイラスト業務に関わらせていただいています。いろんな分野で挑戦の機会をいくつも頂けるのですが、まだまだ自分は失敗してしまいます。
▲イラストレーター研修で制作した想定課題
ただ、いつもその失敗を蔑むことなく、むしろ「挑戦しないと失敗できないからね」「次だね」と行動することを周りの先輩も推奨してくれているため、少しずつでも良くなるようにと、前向きになれています。
そしてしっかりと成果をだし、「中村にチャレンジさせたことは正解だった!」と思ってもらえるような働きを見せたいです!