技術本部 サービスリライアビリティグループ(SRG)の長谷川 @rarirureluis です☺
#SRG(Service Reliability Group)は、主に弊社メディアサービスのインフラ周りを横断的にサポートしており、既存サービスの改善や新規立ち上げ、OSS貢献などを行っているグループです。
The CentOS Project が12/8 に CentOS Linux のフォーカスを CentOS Stream へ移すことを発表しました。
それに伴い CentOS Linux 8 が 2021年末に終了し、その後 CentOS Stream 8 へのマイグレーションを推奨することも発表されています。
https://mag.osdn.jp/20/12/10/091500
CentOS Linux 8 から CentOS Stream 8 へのマイグレーションは大変そうと先入観がありましたが、
公式の手順を見てみると 2つのコマンドだけでできるので紹介しようと思います。
https://centos.org/distro-faq/#q7-how-do-i-migrate-my-centos-linux-8-installation-to-centos-stream
# dnf install centos-release-stream
# dnf distro-sync
上記のコマンドを実行すると Stream に対応したリポジリトの追加と、
パッケージの更新が行われます。
マイグレーション自体はパッケージの更新がほとんどで、場合にもよりますが僕の環境では1分程度で完了しました。再起動も不要でマイグレーションすることができます。
Stream へマイグレーションできたかは、下記コマンドで確認できます。
# cat /etc/redhat-release
CentOS Stream release 8
Stream にすると勝手に Stream 9 に上がって色々な問題が起こると思いがちですが、
Stream 9 へ勝手に上がることは無いようです。
CentOS Stream is Continuous Delivery – blog.centos.org
また、パッケージの更新が行われるため Stream へのマイグレーションを本番に適用する前に開発環境で動作確認をした方が吉かと思います。