ゲーム・エンターテイメント事業部(SGE)では、ゲーム業界を目指す学生の皆様を対象に「Game Client College~設計編~」と「Game Client College ~インゲーム開発編~」をそれぞれ2ヶ月に渡りオンラインで実施しました。本記事では、実施したカリキュラムの概要について紹介いたします。

 

「Game Client College」概要

ゲーム業界を目指す学生の皆様を対象に「Game Client College~設計編~」と「Game Client College ~インゲーム開発編~」をそれぞれ2ヶ月に渡り実施。遠方にお住まいの方にも参加いただけるよう全てオンラインにて実施いたしました。「Game Client College~設計編~」では、ゲームの設計技術力を習得いただくことを目標にした全8回の講義を実施。「Game Client College~インゲーム開発編~」では、ゲームのインゲーム開発技術力を習得いただくことを目標に、全9回の講義を実施しました。本インターンシップは、学生の方が体系的にゲーム開発現場の基礎技術を学ぶ機会がなかなかなかったので、弊社の技術をベースに成長機会を提供できたらと考え実施に至りました。

 

カリキュラム概要

両カリキュラムともに、エンジニアの学び推進、キャリアアップ支援を行う組織「リスキリングセンター」が監修。設計編は、MVPやデザインパターンをはじめとした設計の基礎を自分で考え実践できるように、インゲーム開発編では、ゲーム制作ですぐに使える気持ちいい演出表現や最適化ができるよう作成いたしました。講義は、実習と質疑応答の時間を含み1回3時間、以下のカリキュラムで実施をしました。参加者の方には、事前にテキストを送付しテキストに沿って講義を進めていきました。また、講義外で実施する任意課題のやりとりのため6名ずつグループ分けをし、グループごとにエンジニア社員がメンターにつき、オンラインでサポートとフィードバックも行いました。

 

▼カリキュラム(設計編)

Unityでゲーム開発をする場合の設計について学びます。イチからゲーム制作をした時に、

設計で色々と困った経験をしたことがある人も多いと思います。本カリキュラムでは、実際の現場で使われている有用な設計手法を紹介していき、自分なりに試行錯誤して、より良い設計ができるようになることを目指しました。

▼カリキュラム(インゲーム開発編)

インゲーム開発編では、ゲームユーザーが離れてしまうきっかけにもなる「遊びづらさ」に焦点をあてています。アクションゲームを題材に「面白さ」に辿り着いてもらうための「遊びやすさ」に配慮したゲーム作りの実装例を解説していきました。

▼実際の任意課題の内容(インゲーム開発編)

懇親会

初回と最終回の講義の後に現場エンジニアとのオンライン懇親会も開催しました。初回の懇親会では、講義の作成意図などを伝えるLTを行ったり、期間中メンター社員に気軽に相談しやすいように、グループごとの交流の時間も設けました。最終回講義後の懇親会では、若手エンジニアが普段現場ではどういった仕事をしているのかなどについてLTをしたり、チームごと懇親の時間を設けて、インターンについての振り返りやゲーム開発、仕事についてなど様々な話で盛り上がりました。

最後に

今回初めての試みでしたが、コンセプトである「体系的に現場の技術を学ぶ」という部分は概ね達成することができたと思います。学生の皆様からも「期待以上の学習ができました」「ゲームを作りながら学んでいけるので理解しやすかった」「今回学んだことを活かしてこれからの成長につなげていきたい」といった嬉しい感想をたくさんいただきました。来年からもブラッシュアップをしながら実施していく予定なので、機会がありましたら、ぜひご参加ください。今後も、本インターンシップだけでなく学生の皆さんのニーズにあったインターンシップを実施していければと考えています。

2018年新卒入社。現在は新規プロジェクトで開発ディレクターとして開発全体の推進やマネジメントをしています。 それに加えて、ゲーム事業部のエンジニアボードやゲームクライアントの新卒採用責任者も務めています。