こんにちは。AbemaTVでQAをやっている木村です。
私は2015年12月からジョインしリリース当初から関わってきました。

今回、こちらにあるようにAbemaTVではQAエンジニアの募集を始めたので
ちょっとチームの雰囲気や品質改善に取り組んだ例とかを書いてみようと思います。

AbemaTVの開発チームには品質に対して高い意識を持ってるメンバーが多く、
何か問題が起こった時に「こうすることで再発防止しよう」
と提案するとだいたいすぐ取り入れられるので
QAとしてもやりがいを持って仕事ができる環境が自慢ですw

今回はそういった提案から生まれ、
役割の垣根を越えて開発チーム全体で始めた
品質向上の取り組みを2つほどご紹介します。

■テスト漏れを防ぐためのJIRA運用

テスト漏れを防ぐためのJIRA運用例

いろんなサービスのQAチームでよく聞く悩みの一つが
「え、そんな変更あったの?聞いてないんだけど・・・」
といった共有漏れ。

AbemaTVではそういった漏れを防ぐために
開発予定のタスクに対して
全てJIRAにチケットを起票し
対応予定のバージョン情報を記載、
さらにテストベースとなる情報を集約させてます。

QAチームは基本的に、チケットを元に検証準備を進めていきます。
チケットには概要、仕様書へのリンク、
ディレクターやエンジニアが気になるテスト観点や
QAに特に気にして見て欲しいことなどを書いてもらいます。

これらの情報はQAをする上でとても貴重な情報となります。
例えば、「ここの画面は縦横の回転をする際に、一度〜〜を破棄している」
といった実装上の注意点があれば探索的テストをするときに役立ち、
バグを見つける精度が高くなります。

■エンジニア、ディレクターを含めた3者間レビュー

エンジニア、ディレクターを含めた3者間レビュー例

AbemaのQAチームはJIRAチケットにあるテストベースを元に検証計画を立て
項目書を作成した際は、QA – ディレクター – エンジニアの3者でレビューします。
テストの際には基本的にこのレビューが済まない限り、
作業を開始しない決まりになっています。

この3者間レビュのときに
「え、そんな仕様あったっけ?」といった実装抜けや
「あ、そこなんですけど〜〜という仕様に変わったんでした」
といった変更漏れがめっちゃ拾えるんで
QAチーム内でのレビュしかしてなかったらかなりオススメです。

QAにとっても、
「あ、これは実装上〜〜と同じことだから不要っす」
「その操作したらどうなるんだろ・・・ちょっと確認するわ」
なんて会話から効率のいいテストにつながることも多いので助かってます。

こんな風に、QA – エンジニア – ディレクターの垣根を越えて
コミュニケーションが取りやすい風通しの良い環境なのは
AbemaTV開発チームの大きな特徴だと思います。

■最後に

こんな感じで、AbemaTVは「テレビ品質」を目指して
開発チーム全体でクオリティの高いプロダクトを作っていく雰囲気があります。

今後は、自動化の推進による効率化や網羅性の向上
テストを含めた開発プロセスの改善といった課題を解決すべく
AbemaTVではQAチームの強化が急務となっており、
こちらの通り採用も強化しております。

ご興味のある方は是非エントリーしていただければと思います。

2015年業務委託、2017年中途入社。複数サービスの立ち上げにQAとして関わり、2015年12月よりAbemaTVを担当。