サイバーエージェントも協賛する『DroidKaigi 2019 』が2月7日(木)~8日(金)にいよいよ開催されます。サイバーエージェントグループからは、3人のエンジニアが登壇をするので、今日はそれぞれのセッション内容についてご紹介させていただきます。

 

 

「アプリをさらに成長させるための技術戦略(振り返りとこれから)」

2月7日(木)12:50-13:40 Room4

サイバーエージェントのトップバッターはタップル誕生の@shaunkawanoさんによる「アプリをさらに成長させるための技術戦略(振り返りとこれから)」です。

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今回私は「タップル誕生」における技術戦略と、技術戦略を進める上でのチーム内での取り組み(ペアプロ・モブプロ・お集まり会・もくもく木曜日)、技術戦略(テスタブル化・テストカバレッジ・Kotlin化率)などを紹介し、技術戦略の進め方などについて、成功・失敗事例を踏まえて振り返る予定です。
なお、本セッションでは「アプリの成長」の定義を下記2つとしています。

1. エンジニア目線でアプリケーションをスケールさせる、またはスケール可能な状態にすること
2. より多くのユーザーにアプリを利用してもらうこと

歴史を重ね、古いコードが共存するアプリのメンテナンスにおいて、チームが拡大しても開発スピードを落とさず、機能追加が容易にできる内部構造にしておくことは、アプリを成長させるために必要不可欠です。明日の開発から真似できるような「タップル誕生」の事例を包み隠さずお話するので、ぜひお越しください。

 

R8Proguard徹底比較

2月7日(木) 14:50-15:20 Room2

タップル誕生からはもう1人。@stsn_jp さんが「R8、Proguard徹底比較」についてお話させていただきます。

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私は「R8、Proguard徹底比較」をテーマに、R8でどのような最適化が行われているかをバイトコードレベルから説明したいと思います。R8はJavaのバイトコードを最適化されたdexコードに変換するためのオプティマイザーです。Proguardを置き換える目的で作成されました。

R8ではコンパイルタイムの軽減、dexコードのさらなる最適化を目指しています。その中でも、Kotlinに関する最適化ついて集中して解説する予定です。

 

Navigation Architecture Component によるアプリ内遷移の管理

2月8日(金)16:50-17:20 Room 1

2日目はFRESH LIVEのYuta Takahashiさんが「Navigation Architecture Component によるアプリ内遷移の管理」について発表いたします。

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今回私は、実際にプロダクションで Navigation Architecture Component を利用してリリースした経験を元に、以下の内容について発表する予定です。

Navigation Architecture Component は, AndroidアプリにおけるActivity および Fragment 間の遷移をより簡単に実装するために開発されました。これまで、Fragment間の遷移はFragmentTransactionを用いて実装したり、Deep Link も独自に実装することが主流でした。 Navigation Architecture Component は、アプリ内における遷移を包括的に管理するために開発され、 同時に先述の問題を解決しています。

発表内容としては、Navigation Architecture component で登場する概念や考え方、簡単なアプリを例にした基本的な使い方や、使用頻度の高い機能などについて解説していく予定です。このほか、昨今のトレンドであるマルチモジュールプロジェクトでの画面遷移の実装についても触れる予定です。こちらのセッションでは、実際に Navigation を使用するときに迷わないための考え方、基本的な実装手順、そしてマルチモジュールとの関係を学習することをゴールとしています。

当日はブースも出展します!

サイバーエージェントは、『DroidKaigi 2019』ゴールドースポンサーとして企業ブースも出展いたします。ぜひ遊びにきてください。