こんにちは。技術本部 OpenSaaS Studioでエンジニアをやってます、田代です。

今回はJAWS-UGコンテナ支部#14で登壇した模様をお伝えします。

JAWS-UG(AWS User Group – Japan)はAWSを利用するユーザーコミュニティで、コンテナ支部はAWSにおけるコンテナ関連技術の知見などを共有する勉強会となっています。https://jawsug-container.connpass.com/

 

 

JAWS-UGコンテナ支部#14の内容に興味がある方は、まとめてくださっているブログやtwitterなどで雰囲気がつかめるかと思います。

まとめブログ・Qiita・togetter(ありがとうございます?)

https://qiita.com/iwata@github/items/1f031b77cb96dc0499e4

https://qiita.com/fukubaka0825/items/c34366c85836aa35ad6b

https://medium.com/mixi-developers/jawsug-ct-14-ef045e838392

https://togetter.com/li/1330269


当日発表したスライドは以下にアップロードしています。

「ECS Fargateを本番投入して得た悲喜交交」というタイトルですが、主に”悲”の部分ばかり語っています。

何事も新しいことを始めると得られるメリットよりもとっつきづらさや、今までの方法がとれないもどかしさが目についてしまいますが、それでも周辺ツールやAWSが提供する機能を使ってなんとかやりくりしています、という内容です。ECS Fargateで慣れない部分に翻弄された開発中を思い出しながらスライドを作りました。

 

登壇が決まり、スライドを作り始めるタイミングで、過去にコンテナ支部で発表されてきたスライド達をざっと読んでみましたが、いろいろな方向性があることが分かります。

たとえば、

  • コンテナ関連技術利用におけるベストプラクティスを提示する
  • re:Inventで発表されたAWSサービスをいちはやく利用してみた知見
  • あまり知見がshareされていない(平たく言えばマイナーな)AWSサービスを利用してみたよ知見
  • 弊社のサービスはこういった特異性があるけれど、それをAWSのサービスで制御したよ知見
  • などなどなど…….

ECS Fargateに翻弄され続けているタイミングだったので、ベストプラクティスを提示することはもちろんできないし、Fargateを使っている方はたくさんいますから新規性も狙えません。なかば消去法的に「ほぼ知見を持っていなかったために開発で苦労したが、あの手この手でうまくやろうとした軌跡」を伝えるスライドになったわけですが、当日のtwitterの反応を見ると「同じ箇所で苦しんだ」、「あの問題はこれで解決できるのか」というコメントが見受けられたので、無駄な発表にはならなかったのかなーと安心しております。


 

私が所属しているOpenSaaS StudioではCyberAgentの様々なサービスが共通して利用する基盤システムを開発・運用する部署です。私は主に課金基盤システムを開発しており、そこでFargateを使用しました。昨年までは開発基盤グループと呼ばれた部署でしたが、2019年から名前を改め、価値の高い開発基盤を継続的に作っていけるように組織リビルドを行っています。今はコンテナを利用した開発の経験・知見がバッチリあるメンバーも参加してくれています。技術的なチャレンジもしやすく、多くのエンジニアにとって楽しめる部署かと思いますので、興味がある方はOpenSaaS Studioについてのスライドもチェックしていただけると嬉しいです。