サイバーエージェントには「Developers Connect」通称「デブコネ」というチームが存在します。「エンジニアと技術をつなぐ」ことを目的に設立され、技術勉強会の開催や、社内報での発信、社内限PodCastの運営など、サイバーエージェントのエンジニア同士の交流を加速するためにさまざまな形でアプローチを行っています。

(デブコネのメンバーをキャラクター化して、社内の技術トピックスを連載マンガでお届けしています)

 

サイバーエージェントには100以上の事業があり、エンジニアの数も1000人超。組織が大きくなるにつれ、技術のナレッジが蓄積しづらかったり、社内人脈を広げることの難易度も高くなります。エンジニアにとってより働きやすい環境にするために、社内のエンジニアを技術を軸につなげていく施策の重要性が増しています。

今日は「デブコネチーム」が社内のエンジニアを技術を軸に繋げるために行っている主な施策について、いくつかご紹介します。

 

毎週水曜日は技術イベント「CA Tech Wednesday」

サイバーエージェントでは、毎週水曜日を「CA Tech Wednesday」と称し、技術イベントを開催しています。サイバーエージェントはもともと勉強カルチャーが根付いています。しかし、組織サイズが拡大するにつれて、いつどんな勉強会が開催されているのか分かりづらかったり、参加までのハードルが高いという声が聞こえるようになりました。また、勉強会を主催したいメンバーに対して、会場確保・ケータリング手配・社内告知などのサポートを行うことで、発表に専念してもらえる状況を作り出しています。

現在はサイバーエージェントでも全社一斉リモートの状況下のため「CA Tech Wednesday」は一時的にお休み中ですが、リモート環境下に実施してほしいコンテンツをエンジニアから募集した結果「午後のブレイクタイムLT大会」を今週から開始し、各部署でのリモートノウハウや、息抜きコンテンツを展開予定です。

またデブコネでは「CA Tech Events」というサイトの制作・運営も行なっています。この「CA Tech Events」は、サイバーエージェントのエンジニアが外部に向けて開催しているイベントを一覧で掲載しており、イベント終了後は登壇資料の公開も行っています。

 

「オフィスアワー」で各分野の有識者に技術相談

CloudNativeやAWSなど、各分野に精通したエンジニアに技術的な相談ができる「オフィスアワー」を定期的に開催しています。このオフィスアワーはエンジニア発の取り組みでしたが、集客や宣伝を強化したいという声が寄せられ、デブコネで支援を開始しました。管轄や担当プロダクトが異なったり、本人と面識がないと相談しづらい、という参加者の声を払拭できるよう環境を整えています。またエンジニアがデブコネに気軽に相談できるよう、自らも週に1度の頻度でオフィスアワーを開催しています。全社一斉リモートの今は、オンラインオフィスアワーと称してZoomで開催を継続しています。

 

社内報「TechCybar」での情報発信

 

その他「デブコネチーム」では、社内報「TechCybar」でも様々な情報発信をしています。VTuberに変身したデブコネメンバーが、毎月のトピックスをお届けする「GNNニュース」や、活躍メンバーをゲストに迎える社内限PodCast「宇田川.fm」、インタビュー記事など、「TechCybar」を見たら社内のことが分かる!を目指して運営しています。

 

(社内限定のポッドキャスト「宇田川.fm」では、若手からベテランまで様々なエンジニアをゲストに迎え、リアルな声を社内に届けています)

 

全社一斉リモートの状況下でも、エンジニア同士の交流を止めない

サイバーエージェントでは、全社一斉リモートが開始して約1カ月が経ちました。各事業部単位で、オンライン飲み会やオンラインLT大会なども定期的に開催されており、思った以上に、エンジニア同士の交流は継続されている印象です。

今日は、リモートワークで会社との接点がとりづらくなっている時期でも、さまざまなアプローチでエンジニア同士の接点を創出している「デブコネ」についてご紹介しました。