「サイバー流! PMスキル場」連載VOL,2

大西絢子(おおにしあやこ)

Ameba APdM(アシスタントプロダクトマネージャー)

2020年4月新卒でサイバーエージェントに入社。Ameba事業本部へ配属。プランナーとして投稿キャンペーンなどの企画・運用を半年間行った後、PdM(プロダクトマネージャー)に転向。半年間かけて大型の新機能「記事デザイン」の開発を行い、現在は投稿全体の体験向上に関する開発全般に携わる。

連載「サイバー流! PMスキル場」 

サイバーエージェントの各事業のプロダクトを担うPM(プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャー)達が、
 「サービスフェーズ×ドメイン」で変化するPMの役割や経験談を語ります。

こんにちは。AmebaでAPdM(アシスタントプロダクトマネージャー)をしている大西です。

私は入社1年目にして、Amebaで「記事デザイン」という大型機能の開発を行い、2021年3月にリリースしました。

この経験はサイバーエージェントに入社し、Amebaに配属されたからこそ経験できた事だと思っています。

 

今回はなぜ私のような若手が大型開発をリリースできたのかの理由と共に、実際にサイバーエージェントのPdM(プロダクトマネージャー)が何をしているのかについて、ブログにまとめました。

 

また、この記事では「PM」という表現ではなく敢えて「PdM(プロダクトマネージャー)」というワードを使っています。

PdMとはProduct Managerの略語で「製品・商品・サービス」を意味するプロダクトの価値を高めるために市場分析、戦略・方針の決定、要件・仕様に関わる決定、ユーザー分析、データ分析など幅広く業務を行う職種です。

 

この記事を読んで、PdM観点での開発の裏側を理解すると共にサイバーエージェントでのPdMがどんな役割を果たしているのか少しでもイメージを掴んでいただき、弊社で一緒に働きたいと思ってくださる方が1人でも増えてくれたら嬉しいです。

 

まず最初に記事デザイン機能についてご説明した後、サイバーエージェントの若手PdMが活躍できる秘訣についてお話ししようと思います。

記事デザイン機能とは

80種類(2021年8月時点)以上もあるデザインフォーマットに、アプリから写真とテキストを挿入すると、誰でも簡単に良質な記事が書けるという書き手のユーザーに向けた新しい投稿体験を提供する機能です。記事内容を視覚的にイメージしやすく、PVアップ・検索エンジンの検索結果表示にも効果的です。

“今でも”続く若手の抜擢文化

現在サイバーエージェントは23年目を迎え、社員規模は5,000人以上に及びます。世間でいう「大企業」レベルの大きさになっているにもかかわらず、社内を見渡すと入社して1~3年目くらいの若手で活躍している方がたくさんいます。

 

また、昨今新規サービス領域は飽和状態になりつつあり、新規で立ち上げ、伸ばしていく難易度は年々増しています。

 

そんな中でもベンチャーの頃と同じように何のキャリアもない若手にチャンスを与え、挑戦する機会をくれるのはサイバーエージェントの象徴的な文化だと思います。

 

私の場合、昨年新卒入社しAmeba配属になり、プランナーからPdMに転向後、キャリアとしては1年も経っていないですが、既に新機能をリリースし、現在では投稿全般を対象とした機能改善に取り組んでいます。

 

全くスキルがない状態で急に身の丈に合わない裁量権を持つため、習得しなければいけないスキルはたくさんありますが、何かあったら助けてくれる先輩方がたくさんいるので、日々成長痛を感じながらも充実して働くことができています。

 

抜擢していただく側としては、なかなか定量成果出なくても

  • 常に先輩方からいただいたチャンスを逃さないこと
  • 常に120%の成果を出せるように日々努力すること
  • 常に素直であること

 

を心掛けて定性成果で信頼残高を増やしていくことで、誰でもチャンスを掴める環境がサイバーエージェントにはあると思います。

最適化された開発体制

Amebaはチーム単位での開発に止まらず、デザイナーやエンジニアなど職種間での横のつながりを利用した組織体制のもと開発が行われます。

記事デザインに関しても、チームでの開発が主ではありましたが他チームのデザイナー、エンジニアやPdMから何度もレビューをもらい、機能の磨き上げを行いました。

 

特にAmebaではデザイナー間でのレビュー体制が整っており、私のチームだとデザイン制作段階でUI/UX設計をかなり詰めた状態から実装に入るため後戻りが少ないです。これはデザイナー陣のレビューにより多角的なユーザー視点でデザインが制作されているからです。

 

また、PdMやリーダー陣もチームという枠に囚われず、機能の品質チェックを開発段階から行います。

一般的なユーザーテストを行った上で100人以上いるAmeba社員の視点も有効活用し、できるだけ多くの人の意見を取り入れながら開発できるのはAmeba特有の開発利点だと思います。

縦・横・斜めの繋がりで育てる文化

また、同じ職種の上司だけでなく他の職種の先輩からの育成フォローや技術的な横軸プロジェクトへの参加など、サイバーエージェントでは多くの人や組織に関わりフォローを受けることができるため、1対1の育成より1対複数での育成であると日々感じことが多いです。

 

最近私もUI/UXやエンジニアリングを勉強しているのですが、わからないことがあったらエンジニアさんやデザイナーさんが教えてくださったり、おすすめの勉強法をアドバイスしてくださったりします。

 

組織全体で人を育てる文化があり、社員にもその意識が浸透しているため、結果として社員が働きやすい/成長しやすい開発体制が整っているのはサイバーエージェントの良いところだと思います。

PdM主導の事業投資

Amebaでは新規サービスを作るときの実行決定にPdMと事業責任者との密な連携が行われています。

組織体制に関しても、組織の上層部が意思決定をし、その実行を下部組織が実行するような「トップダウン」ではなく「ボトムアップ」に近く、私のような若手でも事業責任者と二人三脚で事業・プロダクト戦略を考え、幾度も相談したのち投資するかの判断を行います。

AmebaのPdMは事業責任者と共にサービスを成長させるため施策を同時進行させるからこそ、スキルの網羅生が高いと思います。

 

職種を超えて幅広く携わり助け合う

事業責任者とPdMで戦略を立て、投資判断を行った後、幅広い職種の方と連携しながら開発します。

AmebaのPdMは「Manager」の定義のごとく、事業成果のためには何でも行います。

 

私の場合だと

  • 事業戦略設計
  • プロダクト戦略(課題発見→企画/施策作り)
  • UI/UX設計(デザイナーと連携)
  • 仕様詰め(CSや他部署と連携)
  • 開発(エンジニアやQAと連携)
  • リリース
  • 運用設計(プランナーと連携)
  • 運用

と、この一連の流れに基本全て携わります。

たくさんの人を巻き込み、助けてもらいながら開発を行い、我が子のようにプロダクトを育てることができるのはAmebaのPdMの魅力です。

自分で理想のPM像を描いていく

PdMの職域が幅広い話を先述しましたが、実はサイバーエージェントのPM自体も非常に多種多様な人材が揃っています。

事業戦略やマネジメントをしながら開発を行っているPdMのような人もいる中で、プロジェクト進行上の課題に対してアクションするPjM(プロジェクトマネージャー)として極めている人もたくさんいます。

 

それぞれが強みや自分のなりたい像に向かって成長しているため、正直サイバーエージェントのPMとは?という答えに対して簡潔に述べるのは難しいです。

 

ただ、様々なPMが混在しているからこそ、事業ドメインとフェーズがバラバラなプロダクトを並行してグロースできるのがサイバーエージェントの特徴です。

 

私のようにPdMとしてキャリアがない人でも大歓迎です。

サイバーエージェントに入って自分なりのPM像を見つけてみませんか。

 

 


>連載Vol,1 「ABEMAのプランナーからPMへ転向した話」