ゲーム・エンターテイメント事業部からOSSとしてリリースしている、Unity用の多機能エフェクトシェーダ『NOVA Shader』をアップデートし、Lit版をリリースしました。
NOVA Shaderとは?
NOVA Shader とは、Unity の Universal Render Pipeline (URP) で使える、Particle System 用の多機能シェーダです。
エフェクトを作るときによく使う機能が一つのシェーダにまとめて実装されており、これらの機能を組み合わせることでさまざまな表現を効率的に作れます。
具体的には、フローマップ、フリップブック、ディゾルブ、フェード、エミッション、ディストーションなどの機能が実装されています。
Lit版をリリースしました
これまでの NOVA Shader はライティングの反映されない Unlit 版のみの提供でした。
つまり、各種ライトや反射などの影響を受けない仕様となっていました。
これに対して今回、新たに Lit 版のシェーダを追加しました。 このシェーダでは物理ベースのシェーディングが行われるため、ライトや反射の影響を受けるエフェクトを作成することができます。
下図は環境の反射の影響がわかりやすく反映されている Lit 版を使ったエフェクトの制作例です。
なおライティングに関するマテリアルのプロパティおよび実装は、URP のものに合わせてあります。
したがって、URP の Lit Shader とも違和感なく併用することができます。
ダウンロード・ドキュメントはこちらから
本シェーダは MIT ライセンスの OSS として GitHub 上で公開中しています。
ダウンロードやドキュメントの参照は以下のリポジトリからお願いいたします。
気にいっていただけましたら GitHub の Star をいただけますと幸いです。
ご意見やご要望などありましたお気軽に Issue や Pull Request からお願いいたします。