はじめまして。
芸能人とあそべる生放送サービス「AMESTAGE」でAndroidエンジニアをしている三野と申します。

2017年1月12日にAndroidエンジニアによるAndroidエンジニアのための勉強会、CA.apkの記念すべき第一回が開催されました!
今回は私も登壇者として参加させて頂きましたので、その模様をお伝えさせていただきたいと思います。

CA.apkとは

CA.apkは、サイバーエージェントのAbemaTVやAWAなどを担当しているAndroidエンジニアによるAndroidエンジニアのための勉強会です。それぞれのチームの開発の中でのTipsなどを共有し、エンジニア同士の交流の場を提供するイベントとして開催されました。

IMG_0372

発表の紹介

早速当日の発表を紹介させていただきます!

Advanced Shared Element Transition

新家 亮太

IMG_0378

1人目はAWA株式会社の新家 亮太さんです。
SharedElementを使った画面間のTransitionに関するTips紹介です。
基本的な使い方はさほど難しくないSharedElementですが、RecyclerViewやViewPagerなどと組み合わせて使おうとすると、細かい部分で躓く方も多いのではないでしょうか。
この発表ではそういった実践的な例が多数紹介されており、私自身も非常に参考になる内容でした。

1年半プロジェクトでKotlinを使ってみて良かったこと、良くなかったこと

荒谷 光

IMG_0382

2人目は株式会社CyberAgent FRESH!の荒谷 光さんです。
Fresh!ではKotlinでAndroidアプリの開発を行っているので、その中で感じたKotlinのメリットやデメリットを、Kotlin特有のモダンの書き方から、アプリの安定性や人材の流動性の話まで様々な切り口で紹介しています。
新規のAndroidプロジェクトではKotlinの採用を検討することが増えているので、今はJavaで開発をしている方にも一読の価値ありです。
余談ですが、発表の途中で出てきた「コードは小説だ」という名言に会場のみなさんの頬が緩むシーンが印象的でした。

Clean ArchitectureベースでAndroidアプリつくってみた話

三野 弘貴

IMG_0385

次は私、株式会社AMESTAGEの三野 弘貴が発表させていただきました。
AMESTAGEではAndroidアプリの設計にCleanArchitecutreを採用しています。
本発表では、CleanArchitectureの基本的な概念の説明と、それをAndroidアプリに落とし込んだ際のクラス構成などを紹介させていただきました。

トルテにおける新規Androidアプリ開発の技術選定について

河野 頌平

IMG_0393

4つ目の発表は株式会社トルテの河野 頌平さんによる、新規プロジェクトにおける技術選定のお話でした。
株式会社トルテは2016年11月に設立されたばかりの子会社で、カップリングアプリを開発しています。
新規にアプリを開発する際は、開発言語から設計、ライブラリ、その他様々な外部サービスからどれを採用するかという決断が必要になります。こちらの発表では、トルテの開発初期段階において実際に採用したものが多数紹介されています。
もちろん新規アプリ開発に限らず有用な知識ですので、幅広い方に興味を持っていただける内容ではないでしょうか。

AbemaTVの開発を支える端末の液晶交換を支える技術

降矢 大地

IMG_0398

最後は、株式会社AbemaTVの降矢 大地さんです。
不慮の事故によりスマホの画面が割れてしまうという、スマホの登場以来、現代人の心に暗い影を落としている問題を扱った発表です。
多くの場合、画面が割れてしまったときは「修理してもらう」、「買い換える」、もしくは「そのまま使う」といった行動をとられるかと思います。しかし、ここで提案されたのは「自分で修理する」という第四の選択肢です。
必要な工具や部品、その使い方、入手方法など、スマホの画面修理についてこれほど事細かに解説されたスライドは珍しいのではないでしょうか。
AbemaTVを支える技術が、これを機に読者のみなさんの支えにもなれば幸いです。

最後に

今回は初回にも関わらず、Androidに興味を持つ多くのエンジニアの皆さんに足を運んで頂きました。

CyberAgentグループでは複数の大規模サービスを提供しており、社内に様々な知見や新しい技術の採用ノウハウがありますので、今後も今回のような勉強会を通して発信して行ければと思います。

また、弊社ではAndroid以外にも様々な分野で勉強会やMeetupを開催しております。
詳細や募集方法につきましてはこちらを随時更新しておりますので、是非ご覧ください。